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市民病院で疥癬に院内感染

 2009年09月08日 
 赤穂市民病院(實光章院長)で8月から9月にかけて、看護師と入院患者計18人が皮膚病の疥癬(かいせん)に院内感染していたことがわかった。
 病院によると8月19日、別の病気で入院していた70代女性患者が極めて感染力の強い角化型疥癬(ノルウェー疥癬)を発症していることが判明。翌20日、その患者を担当した医療スタッフ50人のうち看護師6人が陽性と診断され、さらに24日には同じ病棟の入院患者4人にも感染が確認された。看護師は投薬治療して1週間勤務を休ませ、現在は陰性となり業務に復帰しているという。
 病院は他にも伝染の恐れがあるとみて、感染源となった女性患者が転院してきた6月29日以降に同じ病棟階から退院した入院患者約130人に対し、無料の診察を呼びかける通知を9月4日に郵送。8日までに新たに8人への感染が確認された。
 同病院は女性患者について、「本人の訴えがなかったのでわからなかった」と発見が遅れたことを認め、伝染した恐れのある元入院患者への通知が発覚から約半月後になったことについては、「どこまで知らせるべきかの検討に時間がかかった」と話している。
 疥癬はヒゼンダニが寄生して起こる皮膚病。皮膚接触や寝具、衣類を経由して感染し、激しいかゆみを伴う。通常疥癬は1〜2カ月の潜伏期間があるが、角化型疥癬の場合は4〜5日で発症することがある。
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掲載紙面(PDF):
2009年9月12日(1863号) 1面 (7,783,497byte)
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コメント

感染力の強い過角化型疥癬の患者を担当した看護師を経由して他の入院患者に二次感染したのだろう。市民病院は遅くとも二次感染が判明した8月24日の時点で、感染した看護師が接触した可能性がある全員にアラームを出すべきだった。それがなぜ9月4日まで遅れたのか。副次感染を引き起こす恐れがあり、はっきりいって怠慢だ。

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投稿:疑問 2009年09月11日

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