赤穂市内の中学校で、９月１３日に行われた体育祭中に生徒６人がアルコールを口にしていたことがわかった。当日夜には校区内の海岸に集まって１７人が飲酒。校長は「このようなことが起こってしまい、本当に申し訳ない。だめなことはだめであるということの指導を徹底したい」と話している。
　学校によると、体育祭の昼休みに２年生６人が、保護者のかばんから持ち出した缶酎ハイ１本を校舎内廊下で回し飲み。さらに、同日午後８時ごろ、６人を含む２、３年生約２０人が“打ち上げ”と称して坂越ふるさと海岸に集まり、その大半が飲酒した。そこで飲んだ酎ハイ９本は「スーパーと自動販売機で買った」と話しているという。
　体育祭の閉会式後に「飲酒した生徒がいるようだ」との情報が生徒側から寄せられ、代休明けの１５日には保護者から同様の通報があった。１６日に全校生徒に行った記名式アンケートで、体育祭中に飲酒した６人が申告。詳しく事情を聴いたところ、夜の飲酒もわかったという。
　学校は１７日と２４日に生徒集会を開催。２０日には２年生保護者を対象に説明会を開き、事態を報告した。また、飲酒に関わった生徒の一部とその保護者らは、非行を悔い改めようと２１日早朝に同海岸の清掃活動を行った。今後は保護者に対して、体育祭へのアルコール類持ち込みの自粛を呼びかける方針としている。

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掲載紙面（PDF）：
2009年10月3日(1865号) 4面 (7,931,050byte)
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