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創作劇で使うわらじを作製

 2009年12月02日 
創作劇「有年物語」で使うわらじを作る児童
 毎年6年生が地域の昔話を題材に創作劇を上演している有年小学校(塩田進校長)で1日、児童らが小道具に使う手製のわらじ作りに取り組んだ。
 同校の創作劇は平成17年に始まり、衣裳や背景画などは修理と改良を重ねて受け継いできた。わらじはこれまで使ってきた市販品が傷み、手作りで新調することになった。
 市内でわらじ作り教室を開く「手作り文化伝承の会」(材木敏夫会長)に指導を依頼。メンバー6人から編み方を教わった。
 足指に軸となるビニールひもを掛け、交互にわらを編み込んだ。軸が緩むとわらが抜け落ちるため、子どもたちはひもを強く引っ張って作業。好きな色の鼻緒を選んで材木さんたちに結んでもらい、約3時間で12人全員が1足ずつ完成させた。
 来年1月29日(金)に体育館に保護者や地域の人たちを集め、午前10時半開演。1人が複数の役をこなし、「灰の縄ない」「なまず峠」の2話を披露する。
 村人などを演じる松本錬君(12)は「有年の昔話を後輩たちに分かりやすく伝えられる劇にしたい」と意気込んでいた。
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掲載紙面(PDF):
2009年12月5日(1873号) 4面 (11,868,936byte)
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