グアム親善レガッタから帰国
2008年03月15日
親善レガッタでグアムの海を疾走する浜尾英明希選手
同大会は昭和49年にバミューダ諸島で開催された世界選手権で日本とグアムの選手が親しくなったのをきっかけに2年後からスタート。今回は日本から7選手が派遣され、現地のセーラーたちと速さを競った。
競技は全長4・23メートルの艇を1人で操るレーザー級。さんご礁が美しい紺碧の海を舞台に約10キロのコースを2日間で10回実施して総合順位を争った。2メートルを超すような大男らが目立つ参加選手の中で高校生は浜尾選手だけ。他の選手よりも帆のサイズが一回り小さい艇で出場した。
操作しやすい反面、劣る艇速。日本とは異なる風と波にも苦しみ結果は出場約20艇中14位。初めての海外大会は「思い通りにはいかなかった」ものの、「体格のハンデを技術でカバーすることの大切さ」を再認識する機会となった。
「レース前、僕の艇のロープが傷んでいるのに気付いたグアムの選手が交換するように教えてくれた」とセーラーならではのスポーツマンシップにも触れ、競技後の交流パーティーは英語で親睦を深めた。
「今回は負けたけど、次に対戦することがあれば絶対勝ちたい」と浜尾選手。練習拠点の牛窓ヨットハーバーではオリンピック選手の横でトレーニングしており、「将来の夢は日本代表になって国際大会に出ること」とはつらつと語っていた。
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掲載紙面(PDF):
2008年3月15日(1785号) 3面 (10,930,261byte)
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