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大学教授が小学校で講義

 2010年01月19日 
ペーハー値実験などで酸性雨について学んだ特別授業
 授業で学んだ酸性雨について、より詳しく知ろうと、塩屋小学校(田邊悦生校長)で19日、6年生約120人が理学博士による出張講義を受けた。
 同校は昨年度以降、文科省の「理科おもしろ推進事業」実践校に指定。理科離れを防ごうと外部講師を招いた特別授業を行っている。今回は環境化学、大気汚染などが専門の尾關徹教授(56)=兵庫教育大学大学院=が来校した。
 児童らは試薬キットで雨水と水道水のペーハー値を比較。水道水が中性を表すグリーン系統に変色したのに対し、雨水はオレンジ色の酸性を示した。
 尾關教授はスライドを映しながら、酸に弱い植物の気孔が酸性雨によって壊れ、光合成ができなくなって森林が枯れることを説明。国外で発生したスモッグが日本に酸性雨を降らせる一因になっていることも話し、「歴史や地理などもいっしょに勉強すればおもしろい。いろんなことを学んで」と子どもたちに語りかけた。
 新井希果さん(11)は「なぜ酸性雨で森林が枯れるのか、よくわかった」と感想を話した。
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掲載紙面(PDF):
2010年2月27日(1884号) 3面 (9,490,993byte)
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