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大石神社薪能、9月5日に開催

 2010年05月29日 
一流能楽師による好演が期待される「第3回赤穂大石神社薪能」
 かがり火が揺らめく中、幽玄の世界を演じる「第3回赤穂大石神社薪能」(赤穂薪能の会主催、赤穂市など後援)が9月5日(日)に開催されることが決定。観能拝観券は6月1日(火)から同神社(Tel42・2054)などで発売される。
 同神社の薪能は平成19年以来3年ぶり。拝殿前の特設舞台で能楽「船弁慶」、狂言「盆山」を上演する。
 「船弁慶」では観世流シテ方の大西智久・礼久が静御前、平知盛を親子共演。武蔵坊弁慶は福王流ワキ方の江崎金治郎が務める。優美、勇壮な変化に富んだ筋立てが見どころ。「盆山」は大蔵流の茂山七五三・宗彦・逸平の熱演に期待が集まる。開演前に演目解説あり。
 赤穂では先日、坂越ゆかりの伝承を基にした新作能「河勝」を約900人の観客が鑑賞。古典芸能に関心を持つ市民が増えつつある。
 大石神社の飯尾義明宮司は「日本の伝統文化を赤穂に根付かせたい。一流の先生方による舞台を楽しんでもらえれば」と話している。
 午後5時開場、同5時半開演。雨天の場合は赤穂ロイヤルホテルで行う。観能拝観券は全席自由で3000円(当日3500円)。赤穂民報(Tel43・1886)でも販売する。
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掲載紙面(PDF):
2010年6月12日(1899号) 1面 (11,007,588byte)
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