市民プールが大幅な業務改善
2010年07月17日
監視体制、水質などが大幅に改善された赤穂市民総合体育館プール
同社は赤穂市の委託を受けて昨年4月から同体育館を管理運営している。今年5月、救命講習を受けていない監視員を勤務させていたことが発覚。監督責任のある市教委から指導を受けた。
体育館で勤務する職員21人に対し、5月末までに市消防本部による救命訓練を実施。監視業務中は水着と目印となるビブスの着用、ホイッスルの携帯を義務付けた。監視員の業務マニュアルをプールサイドに備え付けたほか、万一の事故があった場合の「初期対応マニュアル」はプールサイド壁面に掲出した。
7月からは監視業務を同体育館のスイミングスクール部門を請け負っているサンスポーツクラブに一本化。「より連係の取れた監視体制」を目的に昨年度から準備していた計画を実行した。以前は監視員の休憩時間に事務職員が代わりを務めることがあったが、現在は水泳コーチ中心のシフトを組めるようになった。体制移行に伴い6月30日、監視業務に携わるスタッフ全員が市消防本部で救命講習を再度受講した。
また、かねてからの利用者の要望を受けて水質改善にも着手した。市との契約には含まれていない塩素ポンプ、ろ過機についても精密点検を実施。2台ある塩素ポンプの1台を新品に交換するなどし、これまで水中で15メートル先までしか見えなかった水の透明度が「25メートル先にある反対側の壁まで見通せる」(利用者)までに改良された。従来は週1回だったろ過機洗浄を今週から2回に増やし、「従来は異常がなければ不要とされていた機器について独自の点検ルール策定したい」(中瀬健施設長)と計画している。
改善に取り組み始めて2カ月。プール監視員と水質に関する苦情、要望は1件もなくなり、利用者から「きょうもきれいな水やった」「気持ちよかった」と声がかかるようになったという。スタッフの一人は「水質の良さは他のプールに負けないと自信を持って言える」と胸を張った。
3年ほど前から週1回泳ぎに来ているという60代男性は「いっぺんに水がきれいになってびっくりした。監視員もしっかり見ているのがよくわかり安心」と歓迎。子どもが水泳教室に通う30代女性は「2階の観覧席から見えるプールの透明さが今までと違います」と変化を認めた。
「批判を受けたこともあったが、スタッフ全員が意欲を持って取り組んでいます」と中瀬施設長。「今後も利用者の声を真摯に受け止め、気持ちよく安全に利用してもらえるプールを目指したい」と話している。
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関連サイト:
【社説】“安心”こそサービス向上の基本
【関連記事】救命訓練ないままプール監視
掲載紙面(PDF):
2010年7月17日(1904号) 1面 (11,625,741byte)
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コメント
なかなか多くの人の要望を集めるのは難しい。
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投稿:おしろこ 2010年07月18日管理委託の費用を上げてでも休館日をなくしたり休憩時間をなくしたりしてほしいという市民の要望が多いのであれば市も次回検討するでしょう。
要望が少ないならお金の無駄とも思いますが。
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投稿:よくわかりませんが 2010年07月18日後、年末年始、お盆などは長期で休み過ぎだと思う。
休みの時利用したいと思うのは当然の事。
10日近くも休まれると誰の為の施設と疑問に感じてしまう。
本来の目的を考えて、利用者に喜ばれる様、改善して頂きたい。
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投稿:おしろこ 2010年07月18日17時〜18時までが休憩時間になってるけど、定時の17時に仕事終わってからだと
そのまま直行出来なくて結局帰宅してしまう事が多いんです
何処かで時間潰すと言っても中々1時間近くというと難しくてね
残業したときなら18時は過ぎるけどこのご時世残業する事は余り無いし(笑)
そんな人はきっと僕だけではないはずです
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投稿:米 2010年07月17日コメントを書く