福浦の粟田哲也さんが三世代展
2010年08月14日
三世代展を開く粟田哲也さん
「彫刻家粟田哲也と家族三世代、美へのいざない」
粟田さんは二科会、姫路美術協会に所属。銅や鉄などを素材に、「人々のざわめき」をテーマとした独創的なオブジェを創作している。昨年104歳で他界した父・梶夫さんは油彩、美術教諭の二男・良之助さん(32)は陶芸と、ジャンルは異なるが3人とも創作活動への思い入れは深い。良之助さんが三木市在住のため、同市の市立美術館を会場に選んだ。
「会社勤めと農作業を両立しながら寸暇を惜しんで絵を描いていた」と亡父の記憶を留める粟田さん。梶夫さんが30代で描いた作品はフランス人画家ブラマンクを思わせる豊かな情感が伝わってくる。
「時代や環境に恵まれず、画家として名を上げることはできなかったが、父は本当に美術が好きだった。その父から私、私から息子へとつながる美への憧憬を作品から感じてもらえれば」と話している。
29日(日)まで午前10時〜午後5時(最終日は3時まで)。入場無料。Tel0794・82・9945。
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掲載紙面(PDF):
2010年8月14日(1908号) 1面 (11,123,344byte)
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投稿:45歳 2010年08月16日コメントを書く