「山林守りたい−」間伐材加工品を販売
2010年08月14日
間伐材加工品の普及に努めている陸井薫さん
太子町の元高校教諭、陸井(くがい)薫さん(38)=旧姓・大上=。姫路市内で杭・丸太製造加工業を営む夫の仕事を通じて、人の手が入らなくなった山林の荒廃が進んでいることを知った。
「荒廃を食い止めるには、間伐が利益を生む仕組みが必要」と考えた陸井さんは2年前、夫の会社敷地内に間伐材で作ったガーデニング用品や犬小屋などを販売するショップ「木の手作り館」をオープン。教諭時代に福祉を教えていた経験から、仕事を求めている障害者授産施設に製造を依頼し、北海道から宮崎まで計20施設の製造ネットワークを結んだ。
ヒノキのビールジョッキ、焼き杉で作ったプランターなど。今春からは子ども向けのおもちゃ、工作キットにも力を入れ、これまでに作った商品の数は600種近くまで増えた。すべて手作りで大量生産が難しく、「正直、お店は赤字」という。それでも首都圏を中心に徐々に顧客が増えつつある。
「森が元気になれば、川も海も元気になる」と陸井さん。紙芝居やクイズで森の大切さを子どもたちに訴える「森林環境教室」も計画中だ。
8月18日(水)まで西有年の喫茶「ほっと・たいむ」で展示販売会を開催。「実際に手に取って、木の温もりを感じてもらえれば」と話している。午前8時〜午後6時。15・16日は休み。同店Tel49・2992。
<前の記事 |
関連サイト:
■木の手作り館
掲載紙面(PDF):
2010年8月14日(1908号) 3面 (11,123,344byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「焼却灰ほど危険なものない」弁護士が警鐘 [ 社会 ] 2018年03月01日「分娩早期再開を」女性グループが陳情 [ 社会 ] 2018年02月26日坂越まちづくりフォーラム 中高生も意見 来月4日「まぜこぜマルシェ」 [ イベント ] 2018年02月24日安心届ける「忠臣」カード [ 社会 ] 2018年02月24日ふるさと寄付金で塩田タンク増設 [ 社会 ] 2018年02月24日《御崎メガソーラー》住民要望受け排水計画を修正 [ 社会 ] 2018年02月20日『生きぬく』ための終活のすすめ [ 社会 ] 2018年02月20日まちづくりテーマ 坂越でフォーラム [ イベント ] 2018年02月17日「恋人の聖地」でキャンドルイベント [ イベント ] 2018年02月12日防災ヘリと連携 救出救助訓練 [ 社会 ] 2018年02月11日健康づくり推進の功労者を表彰 [ 社会 ] 2018年02月11日専門家に聞くインフル撃退法 [ 社会 ] 2018年02月10日東備西播6中学校が吹奏楽共演 「ヘルプマーク」4月導入へPR [ 社会 ] 2018年02月03日
コメントを書く