赤穂緞通を伝承、阪口さんに「ともしびの賞」
2010年11月20日
赤穂緞通の伝承功績で「ともしびの賞」を受賞した阪口キリヱさん
阪口さんは平成3年から赤穂緞通織方講習会の講師として後進の育成に尽力。24人の後継者を送り出し、今では孫弟子を含めて40人以上が阪口さんの技法を受け継ぐ。赤穂緞通は平成19年に県の伝統的工芸品に指定されるなど、再興の道を着実に歩んでいる。
大正10年、緞通制作が盛んだった赤穂郡新浜村(現赤穂市御崎)に生まれ、11歳から緞通を織り始めた阪口さん。昭和40年代に市内唯一の織り子となっても技術を守り通したことが今日につながった。現在も「赤穂緞通を伝承する会」の顧問として後進の活動を見守っている。
「ともしびの賞」は郷土文化の向上に長年ひたむきな努力を続けた個人、団体を称えようと、昭和50年度に創設。今年度は3団体18個人が受賞し、阪口さんは最高齢者。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年11月20日(1920号) 1面 (10,699,947byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
2015赤穂市美術展の入賞者 [ 文化・歴史 ] 2015年10月02日今はなき風景 切り絵で再現 [ 文化・歴史 ] 2015年09月29日市民文化祭 3日から15行事 秘話も紹介、赤穂線歴史講座 [ 文化・歴史 ] 2015年09月26日吉田松陰にも影響 素行の遺徳偲ぶ [ 文化・歴史 ] 2015年09月26日塩屋の土手さん 趣味のスケッチ展 [ 文化・歴史 ] 2015年09月24日川柳赤穂吟社が創立3周年大会 [ 文化・歴史 ] 2015年09月24日絵地図コン最優秀賞は「祭りマップ」 素行の遺徳偲ぶ祭礼行事と講演 鉄道愛好家が語る赤穂線の歴史 天然の色彩美で心癒す押し花展 [ 文化・歴史 ] 2015年09月18日高齢者と子どもたちの作品展示 [ 文化・歴史 ] 2015年09月16日生け花で心の豊かさ育んで 没後330年で肖像画など展示 [ 文化・歴史 ] 2015年09月15日備前焼展「壺と擂鉢の魅力と歴史」 [ 文化・歴史 ] 2015年09月15日
コメントを書く