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子どもたちが植物観察で感じたこと

 2011年05月15日 
ハマウツボを観察する高雄小児童
 地域ぐるみで絶滅危惧種「ハマウツボ」の保護を行っている「高雄地区水辺づくり協議会」(本家洋史会長)は14日、高雄小東側の千種川河川敷で自然観察会を開催。地域住民ら約100人が参加した。
 ハマウツボはカワラヨモギの根に寄生する一年草。県下では高雄地区と淡路島内にしか生息していない。同協議会は平成16年から保護活動に取り組んでいる。
 今季は春先の寒さが影響し、花茎の高さは7センチ程度で例年より小さめ。一帯で約200本が成育しており、これから淡い紫色の花を咲かせるという。ハマウツボを環境学習のテーマとしている高雄小6年生児童が「矢を入れる靫(ウツボ)に形が似ていることからハマウツボと呼ばれるようになった」と名前の由来を来場者に説明した。
 児童らは生育観察のため学校花壇に移植するサンプルを採取。地面から掘り出したハマウツボとカワラヨモギが根でつながっている様子を確認した坂脇桃巴(ももは)さん(12)は「私たちも助け合いを大切にしたいと思った」と話していた。
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掲載紙面(PDF):
2011年5月21日(1944号) 4面 (7,210,438byte)
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