市内4カ所で浸水想定引き上げ
2011年05月18日
自然災害による浸水想定と範囲などを表示した「赤穂市ハザードマップ」が3年ぶりに改訂。このほど各世帯へ配布された。
市ハザードマップは「100年に1回程度起こる大雨(24時間総雨量265ミリ)」で千種川水系の堤防が決壊した場合を想定して平成17年度に作られた。19年度版では地図を小学校区単位の10地区に分割し、「浸水・土砂災害」と「高潮」を分けて印刷。浸水深を0・5メートルまたは1メートル単位で色分けしている。
兵庫県は、小河川の洪水で大きな被害を出した一昨年の県西・北部豪雨災害を教訓に、これまで一部河川のみだった氾濫シミュレーションの対象を県下684本ある全河川に拡充。平成25年度末までの完了を目標に行っている。赤穂市内では千種川、矢野川、大津川に加え、長谷川、加里屋川などが対象に。これら計8河川の解析がいずれも昨年度中に終了したため、その結果を踏まえて市がマップを改訂した。
改定されたマップでは、木津、真殿地区などの計4カ所で浸水想定が引き上げられ、有年地区の1カ所が新たに土砂災害警戒区域に指定された。坂越砂子地区では区画整理で土地がかさ上げされた分、浸水想定を引き下げ。また、防災資機材庫や避難警報伝達用サイレンの所在を追加したほか、避難所名や電話番号を太くて見やすい書体に変更した。
A2判で10地区計2万1000部を発行。市広報5月号といっしょに各戸配布したほか、希望者には市市民対話室で配布する。市ホームページでも閲覧、印刷が可能。
「災害はいつ起こるかわからない。日ごろから目の届くところに置き、備えてほしい」と市安全安心担当。「津波避難対象区域」は東日本大震災以前の想定で、「国、県の見直しで避難区域が変更されれば改訂する」としている。
掲載紙面(PDF):
2011年5月21日(1944号) 4面 (7,210,438byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市ハザードマップは「100年に1回程度起こる大雨(24時間総雨量265ミリ)」で千種川水系の堤防が決壊した場合を想定して平成17年度に作られた。19年度版では地図を小学校区単位の10地区に分割し、「浸水・土砂災害」と「高潮」を分けて印刷。浸水深を0・5メートルまたは1メートル単位で色分けしている。
兵庫県は、小河川の洪水で大きな被害を出した一昨年の県西・北部豪雨災害を教訓に、これまで一部河川のみだった氾濫シミュレーションの対象を県下684本ある全河川に拡充。平成25年度末までの完了を目標に行っている。赤穂市内では千種川、矢野川、大津川に加え、長谷川、加里屋川などが対象に。これら計8河川の解析がいずれも昨年度中に終了したため、その結果を踏まえて市がマップを改訂した。
改定されたマップでは、木津、真殿地区などの計4カ所で浸水想定が引き上げられ、有年地区の1カ所が新たに土砂災害警戒区域に指定された。坂越砂子地区では区画整理で土地がかさ上げされた分、浸水想定を引き下げ。また、防災資機材庫や避難警報伝達用サイレンの所在を追加したほか、避難所名や電話番号を太くて見やすい書体に変更した。
A2判で10地区計2万1000部を発行。市広報5月号といっしょに各戸配布したほか、希望者には市市民対話室で配布する。市ホームページでも閲覧、印刷が可能。
「災害はいつ起こるかわからない。日ごろから目の届くところに置き、備えてほしい」と市安全安心担当。「津波避難対象区域」は東日本大震災以前の想定で、「国、県の見直しで避難区域が変更されれば改訂する」としている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2011年5月21日(1944号) 4面 (7,210,438byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
市民病院で市内初の病児・病後児保育 [ 社会 ] 2019年06月07日交通安全協会 新会長に前田邦稔氏 [ 社会 ] 2019年06月05日「つつじ賞」など2個人5団体表彰 2020年度の市職員採用8職種21人 [ 社会 ] 2019年06月04日関福大が県社会福祉事業団と連携協定 [ 社会 ] 2019年06月03日「不動の安全を」暴力追放へ連携確認 [ 社会 ] 2019年06月03日「千年に一度の大雨」最長159時間浸水 [ 社会 ] 2019年06月02日「警察官友の会」優良警察官へ感謝状 [ 社会 ] 2019年06月02日《西有年産廃》計画検証の専門家会議を設置へ 「産廃反対市民の会」近隣団体と連携へ [ 社会 ] 2019年05月29日《西有年産廃》「到底認められない」「論外」市が県に意見 [ 社会 ] 2019年05月27日赤穂市域に光化学スモッグ注意報 [ 社会 ] 2019年05月24日《西有年産廃》事前協議書の一部明らかに [ 社会 ] 2019年05月21日赤穂ろうあ協会が設立総会 [ 社会 ] 2019年05月21日令和元年春の叙勲 赤穂市関係受賞者 [ 社会 ] 2019年05月21日
コメント
避難場所指定の公民館やら公園やら学校が、軒並み浸水地域と言うオチを見て
・・・まぁ、今度なにか市関係の施設を作る際には高台にもお願いしたいと
0 0
投稿:内海 2011年05月20日コメントを書く