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書式流用ミスで入札2件中止

 2011年07月06日 
 入札書類の書式に誤りがあったとして、赤穂市は6日、小学校営繕工事など郵便入札2件の執行中止を発表した。前年度の書式を一部変更して流用した際に十分な確認を怠っていたという。2件の工事は再び公告からやり直すことになり、当初8月末を予定していた工事完了は夏休み明けに遅れる見込み。市契約検査係は「今後はこういうことのないように、所管におけるチェック体制を指導したい」と話している。
 入札中止になったのは、市内複数の学校で設備の取替や補修を行う▽小学校営繕工事(予定価格375万円)▽中学校営繕工事(同463万円)の2件で、いずれも市教委総務課所管。先月21日に公告され、7月8日に開札を予定していた。
 入札受付締め切りを翌日に控えた5日、業者からの問い合わせでミスが発覚。「工事費明細内訳書」記載の工事対象校が小学校の書類では1校欠落し、中学校の書類は工事を行わない学校名が1校入っていた。誤った書式を使った入札書がすでに投函されている可能性が高く、このまま開札を行った場合、「内訳書と設計書の項目が一致せず、無効になる恐れがある」(同係)ため、執行中止を決定した。
 同係によると、小中学校営繕はほぼ毎年ある工事。今回のミスは前年度に使った書式を工事番号だけ貼り替えて流用する際、追加削除すべき学校名が見落とされたまま、書類が出回ったという。
 「基本的には所管が正しく書類を作成するべき。契約検査係でもチェックするが細かいところまでは限界がある」と同係。小学校工事への入札はなかったが、中学校工事には6社から応募があり、「無駄になった設計図書の購入費、郵送料を賠償する方向で検討する」としている。
 市教委総務課は「ご迷惑をかけて申し訳ない。今回の入札工事については学校の授業に影響のないように工期設定したい。今後は複数の目で確認するなどチェック機能を強化する」と話している。
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掲載紙面(PDF):
2011年7月9日(1951号) 3面 (7,300,822byte)
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[ 社会 ]


コメント

きちんと仕事して欲しいです。工事遅れると9月からの学校生活に支障が出るのでは?
お役所仕事を感じる良い事例ですよね。

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投稿:市民 2011年07月07日

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