高校総体ボクシングで健闘誓う
2011年08月04日
初出場の全国高校総体へ向けてトレーニングに励む宮本知彰選手
相手と距離をとって的確にパンチを打ち込むアウトボクサー。ここ一年で身長が5センチ伸び、5月の県総体は階級を一つ上げてライトフライ級に出場した。決勝は連打からの左カウンターで自身初のRSC勝ち。鮮やかに全国大会の切符を手にしてみせた。
インターハイ3年連続出場の兄・健志さん(20)の影響で高校入学前から「赤穂ボクシング協会」に入門。「ボクシングのセンスは兄以上」(中間國彰会長)の評価通り高1の県新人戦を制したが、その後はスタミナ不足から優勝を逃す大会が続いた。
2位に終わった昨夏の県総体の後、兄が所属する関西学院大ボクシング部で週1回の出稽古を開始。スピード、テクニックとも長けた学生選手とのスパーリングを重ねたことで、「相手の攻撃をしっかり見る余裕」が生まれたという。
全国総体出場が決まってからは一日の練習時間を従来の倍の4時間に。先月21日から7泊8日の九州遠征では各県王者と拳を交え、実戦感覚を研ぎ澄ました。
減量も順調といい、「まずは一勝を挙げたい」と宮本選手。その先に兄が残した「全国ベスト16」を超える結果を見据えている。
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掲載紙面(PDF):
2011年8月6日(1954号) 1面 (13,286,108byte)
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