間もなく完成「義士あんどん」
2011年11月19日
からくり時計「義士あんどん」の完成予想図
からくり時計は高さ約4メートル、底辺1・6メートル四方の行灯型で、火袋の正面と背面にアナログ時計盤がはめ込まれる。大部分は鉄製で、濃茶色と白色を基調とした落ち着きのある外観。台座の側面には歌川国貞の義士浮世絵をあしらう。
仕掛けは本体内部の回り舞台と大石内蔵助人形の2種類ですべて電動式。午前9時〜午後8時の毎正時に陣太鼓の音とともに作動する。浅野家、大石家の家紋入り扉が本体正面で開き、舞台上の人形と背景画で「松の廊下」「はやかご」「永代橋の勝ちどき」の3場面を順次展開。その途中、せり上がった時計部の奥から大石内蔵助の人形が登場し、左右を見渡しながら采配を振るう。一連の演出を繰り広げる約3分の間、元禄赤穂事件のあらすじを説明するナレーションがスピーカーから流れる。
デザインは商議所、観光協会などで構成する「義士モニュメント選定委員会」が決定。内蔵助が“昼行灯”とあだ名されていたとの説にちなみ、業者5社から出されたアイデアの中から選んだ。総事業費は約2790万円。
市観光商工課は「出来映えを楽しみにして」と話している。
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掲載紙面(PDF):
2011年11月19日(1967号) 1面 (10,672,352byte)
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