震災体験を講演「自分にできることを」
2012年01月17日
震災の体験談を児童たちに語りかけた瀧ノ内秀都さん
講師は芦屋市立宮川小学校教諭の瀧ノ内秀都さん(48)=神戸市垂水区=。阪神淡路大震災では自宅が半壊し、支え合いの大切さを痛感した。現在は県教委の「震災・学校支援チーム」(EARTH)に所属。4年前の中国・四川大地震、昨年の東日本大震災でそれぞれ被災地へ入り、子どもたちを精神的にサポートする活動に従事してきた。
この日は宮城県で被災者からもらったという前掛けをして児童たちの前に立った。自分が被災したとき、「頑張れ、頑張れと言われ、どこまでやればいいのか辛かった」という瀧ノ内さん。「先生、休んでコーヒー飲み」とボランティアにかけられた一言で気持ちが楽になったと振り返った。「相手の話を遮らずに聞くことが心のケアにつながる」とEARTHの活動を通して学んだことも語り、「寄り添うことが大切。『しなければならないこと』ではなく、『できること』を考えて」と呼びかけた。
入江秀史教頭が大学時代の先輩というつながりで講師に招き、5、6年生約160人が聴講。6年の野々村優衣さん(12)は「背伸びをせずに悩みを聞いてあげられる人になりたいです」と話していた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年1月21日(1976号) 3面 (10,426,776byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
母子いっしょに子育てセミナー 期待を胸に入学式 読み聞かせと工作イベント バイオリン教室が10周年 インドネシアから絵画届く [ 子供 ] 2012年03月21日JOC全国水泳に赤穂から2選手 バイオリン教室、10年目の発表会 第34回市少女バレー送別大会 “善意のカメラマン”に幼稚園が謝恩会 地元企業が小学生に出前授業 [ 子供 ] 2012年03月16日おいしいな、お寿司で食育 [ 子供 ] 2012年03月16日有年と原のスポ少統合へ 憧れの大ホールで成果発表 防火ポスター優秀作品展 [ 子供 ] 2012年03月01日新1年生へ交通安全カバー [ 子供 ] 2012年02月28日
コメントを書く