地域で高める“自助・共助”の意識
2012年02月19日
津波を想定して松原町自治会が主催した地域防災訓練
同町自治会(中西尚会長、195世帯)は地区内の災害時要援護者を把握する「自主防災世帯台帳」をこのほど整備。従来は消火練習のみ行っていた地区の防災訓練に初めて避難行動を盛り込んだ。
「マグニチュード8クラスの東南海・南海地震が発生し、赤穂市で震度6を記録。瀬戸内海沿岸に大津波警報」との想定。国や県の予測では、赤穂市沿岸に津波が到着するのは「地震発生から110〜120分後」とされている。訓練は情報伝達から避難完了に要する時間に重点を置いて行われた。
パトカーと消防団車両が避難を呼び掛け、さらに11ある組の組長が一軒ずつ回って逃げ遅れた人がいないか確認した。かかった時間を組ごとに記録。避難場所に指定した松原公園に全組が集合できたのは、訓練開始からおよそ40分後だった。
「実際の災害で同じように行動できるように意識を高めたい」と中西会長。「大規模災害では、警察や消防も手一杯になる。地域で助け合うためにも、まずは自分自身の命をしっかり守ることが大切」と話していた。
訓練には県警本部の機動装備隊と航空隊も参加した。がれきに埋もれた人を見つける生存者探索装置、ハイパースコープなど資器材を展示し、県警ヘリ「フェニックス」が上空を旋回。住民の関心も高く、参加予想人数を約50人上回った。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】松原町自治会が防災台帳整備
掲載紙面(PDF):
2012年2月25日(1981号) 3面 (7,235,155byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
上郡町長選は4氏の激戦 [ 社会 ] 2011年10月26日お年寄りと園児が合同運動会 「千年に一度の津波」で市内世帯6割浸水 [ 社会 ] 2011年10月25日紫色の花じゅうたん [ 社会 ] 2011年10月22日創立50周年の精華園で式典 [ 社会 ] 2011年10月21日坂越湾でカキの水揚げ始まる [ 社会 ] 2011年10月20日エリアメール、赤穂市も導入 [ 社会 ] 2011年10月18日「うまい話」に引っかからないで [ 社会 ] 2011年10月18日赤穂温泉が“名湯百選”に仲間入り [ 社会 ] 2011年10月18日障害児の療育に音楽、料理など活用 [ 社会 ] 2011年10月09日花岳寺中興の住職100回忌 [ 社会 ] 2011年10月08日チャリティ上映会で被災地支援 [ 社会 ] 2011年10月07日豪・ロ市から高校生来穂 [ 社会 ] 2011年10月04日幼小合同で運動会 消防団女性部が指導員デビュー [ 社会 ] 2011年10月04日
コメントを書く