西有年で「カワニナまつり」
2008年06月05日
カワニナの繁殖に成功した西有年のビオトープ
西有年自治会の本田勝一会長によると、同地区のホタルは昭和50年代以降、環境の変化でほとんど姿をみなくなった。減農薬の効果で10年ほど前から復活しかけたが、平成16年の水害でまた数を減らしたという。
「もう一度、ホタルが舞う里に」と、本田会長ら自治会役員でつくる有年西部地域推進委員会は手始めにホタル幼生のエサになるカワニナの増殖を計画した。
昨年7月、かつて水質浄化実験に使われていた施設をビオトープに改修し、集落の水田で採集してきたカワニナを放したところ、おびただしい数に繁殖。イベント当日は地域の幼稚園児らが生長したカワニナを同施設そばの水路に放流。ホタル成虫観察、魚のつかみ取りなどで川の生き物とふれあう。
「ホタルが生息できる環境は、人間にとっても暮らしやすい環境」と本田会長。「祭りを通して自然のすばらしさを感じてもらえれば」と参加を呼びかけている。
公民館では午前9時半からホタルの写真などを展示。同10時45分ごろから子どもたちがダンスなどを披露する。地区の防災訓練も兼ね、同11時半から起震車体験、はしご車放水を行う。
参加者全員に紅白餅をプレゼント。詳しくは本田会長Tel49・2116。
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掲載紙面(PDF):
2008年6月7日(1798号) 3面 (7,822,197byte)
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