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歴史ロマン感じた旧街道ウォーク

 2008年03月15日 
うららかな日和の中開かれた「旧街道ウォーク」
 江戸城・松の廊下の刃傷事件を知らせる早かごも通った高取坂を歩く「第2回赤穂義士ゆかりの旧街道ウォーク」が9日行われ、約250人が参加した。
 高取坂は明治42年に現在の高取峠が開通したのを境に道が廃れていたが、平成18年に地元自治会中心の「田端旧街道整備実行委員会」(山本薫実行委員長)が道を整備。約90年ぶりに人が歩けるようになった。
 旧街道ウォークは復活を記念して開催した昨年に続き2回目。午前10時に相生産業高校を出発した。
 参加者らはボランティアスタッフのハーモニカ演奏が山中に響く中、整備された階段や丸太橋を一歩一歩踏みしめて峠越え。かつて旅籠だった古民家の縁側に腰を降ろし、甘酒で一服。ゴールのJR坂越駅まで約8キロの道のりを歩いた。
 友人らと旧街道巡りのサークルを作っている相生市の主婦間庭道さん(60)は夫婦で参加。「道を切り開いた昔の人たちの苦労が見えました。また仲間といっしょに歩きたい」とコースが気に入ったようす。赤穂に転居して15年になる木津の佐伯好美さん(64)は「また赤穂のいいところを一つ知りました」と話していた。
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掲載紙面(PDF):
2008年3月15日(1785号) 4面 (10,930,261byte)
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