山頂の募金箱に善意コツコツ
2012年03月29日
手軽なハイキングコースとして人気のある加里屋の雄鷹台山(標高253メートル)10合目に小さな貯金箱が置かれている。地元中学生3人が何気ない気持ちで始めた募金箱。登山者の善意がコツコツ集まっている。
募金箱を置いたのは、今春に赤穂中を卒業した門崎太成君、田渕健悟君、中野陽介君=いずれも15歳=の3人。幼稚園からの仲良しで昨年11月、体力づくりを兼ねて雄鷹台山の頂上まで登り、「募金お願いします」と書いたメモと貯金箱を休憩所に置いて帰った。
数日後に再び登った際、貯金箱を振ると「チャリン」と音がした。中を確認すると1円玉が1枚。「誰も募金しないだろう」と思っていた3人は「やさしい人がおるんやな」と温かな気持ちになった。
その後も10日に一度ぐらいのペースで登山。メモは風で飛んでなくなったが、貯金箱はなくなることなく残った。年が明けた1月5日。振っても音がしないぐらい一杯になっていた。数えると、硬貨ばかりで1937円あり、赤穂民報「陽はまた昇る募金」へ寄付した。
設置者も目的もわからない募金箱に善意が寄せられたことに、「山に登る人に悪い人はいない。人のつながりというか、絆を感じた」と3人。4月からは、そろって赤穂高へ進学する。「少しでも復興に役立ってほしい」と募金箱は今後も置き続けることにしている。
掲載紙面(PDF):
2012年3月31日(1985号) 3面 (6,399,801byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
募金箱を置いたのは、今春に赤穂中を卒業した門崎太成君、田渕健悟君、中野陽介君=いずれも15歳=の3人。幼稚園からの仲良しで昨年11月、体力づくりを兼ねて雄鷹台山の頂上まで登り、「募金お願いします」と書いたメモと貯金箱を休憩所に置いて帰った。
数日後に再び登った際、貯金箱を振ると「チャリン」と音がした。中を確認すると1円玉が1枚。「誰も募金しないだろう」と思っていた3人は「やさしい人がおるんやな」と温かな気持ちになった。
その後も10日に一度ぐらいのペースで登山。メモは風で飛んでなくなったが、貯金箱はなくなることなく残った。年が明けた1月5日。振っても音がしないぐらい一杯になっていた。数えると、硬貨ばかりで1937円あり、赤穂民報「陽はまた昇る募金」へ寄付した。
設置者も目的もわからない募金箱に善意が寄せられたことに、「山に登る人に悪い人はいない。人のつながりというか、絆を感じた」と3人。4月からは、そろって赤穂高へ進学する。「少しでも復興に役立ってほしい」と募金箱は今後も置き続けることにしている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年3月31日(1985号) 3面 (6,399,801byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
千種川河川敷を250人が一斉清掃 義士木像の修復ボランティア開始 青少年育成の功労に感謝状 城南緑地で早咲サクラ [ 街ネタ ] 2009年03月07日もっと絵本に親しんで 公民館に提供 赤穂小6年生が今年も加里屋川清掃 どんどん伸びろ、僕らのアマモ 3年間の感謝を込めて通学路清掃 変わりゆく工場跡地に感慨 [ 街ネタ ] 2009年02月28日千種川堤防にスイセンの帯 [ 街ネタ ] 2009年02月27日福祉施設に車いす寄贈 赤穂西中学校 堀田品子さんに県こうのとり賞 義士木像の修復調査 ボランティア募集 桜島ダイコンの大物収穫 [ 街ネタ ] 2009年02月21日“御神米”食べて元気に長生きを [ ボランティア ] 2009年02月20日
コメント
0 0
投稿:ほんとにそうですね・・・ 2012年03月29日貯金箱が無くなるか、どっちでしょうか?
0 0
投稿:この記事がキッカケで・・・ 2012年03月29日コメントを書く