「床下にカビが生えている」などと嘘をつき、炭の入った袋を売りつけたとして、兵庫県警生活経済課と赤穂署などは６月２９日、岡山市内のリフォーム業の男２人を詐欺及び特定商取引法違反の容疑で逮捕した。
　逮捕されたのは、同市北区清輝橋４の男（２５）と同市北区奥田１の男（６３）。調べに対し、２人は炭を置いたことは認めているが、だますつもりがあったかどうかについては黙秘しているという。
　調べによると、２人は昨年３月、赤穂市内の５０代女性宅を訪問。「お風呂の周りが湿気でひどい状態になっている。放っておいたら大変なことになる」などと共謀して嘘をつき、床下に調湿剤１０袋（仕入れ価格９４５０円）を設置。作業代金の名目で現金８万円をだまし取った疑いがある。
　２人は「ジャパンエコライフ」の社名で平成２１年から今年４月にかけて兵庫、岡山など５県で１９８人と３００件近い契約を結んでおり、契約総額は約４４００万円に上るとみられる。

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掲載紙面（PDF）：
2012年7月7日(1997号) 3面 (7,323,930byte)
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