猛暑の中、10年ぶりの神楽舞
2012年07月16日
10年ぶりに奉納された中広・伊勢神社の神楽舞
神楽舞は10年に一度の社殿改修時にご神体を元に戻す「御遷宮」のときだけ奉納。改修の年に当たる今年は、さい銭箱を新調したのみだったため遷座がなかったが、「中広獅子舞保存会」(世話役・今井英人、舩曵俊光)が伝統継承を目的に要望し、特別に奉納が認められた。
鼻高の先導で消防第2分団詰所前から約200メートルを道中舞。およそ40分間かけて神社に到着し、大勢の見物人に囲まれて伝統の神楽舞を披露した。「トントン、トトトン」と繰り返す太鼓の拍子に合わせ、勇壮に演舞。囲むように集まった見物人らを魅了した。
「御遷宮」は通常5月に行われるが、この日は真夏の猛暑。舞子らは気力を振り絞って舞い続けた。重い獅子頭をしっかり支えて宮入りした苅田崇志さん(22)は「生まれてから一番きつかった」と疲労困憊になりながらも、「やり切ってよかった」と充実した表情。世話役の今井さんは「若い子たちが本当に頑張った。最高。10年後に伝統を引き継いでいきたい」と喜びいっぱいだった。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年7月21日(1999号) 3面 (7,326,698byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
関西フィルと共演 合唱団員募集 すみれ合唱団が第30回定演 23日と24日 大阪音大OBと現役らコンサート 色とりどりの花「満開」折り紙展 [ 文化・歴史 ] 2019年03月21日「みかんのへた山古墳」に2号墳判明 [ 文化・歴史 ] 2019年03月20日県文化財の恵比寿大黒舞、面の完成祝う [ 文化・歴史 ] 2019年03月17日「動物」テーマにグループ写真展 [ 文化・歴史 ] 2019年03月17日姫路市美術展 橋本正史さん市長賞 [ 文化・歴史 ] 2019年03月11日明治天皇ゆかりの史跡で景観整備 ロッキングハム演奏旅行へ結団式 恵比寿面と大黒面 保存会が手作り [ 文化・歴史 ] 2019年03月02日第30回赤穂民報習字紙上展の入賞者 朝日町の洋画家、山崎由佳さんに赤艸社賞 [ 文化・歴史 ] 2019年03月01日女性たちの絵画作品展 [ 文化・歴史 ] 2019年02月24日村絵図が物語る有年の歴史 [ 文化・歴史 ] 2019年02月22日
コメントを書く