赤穂の碁会所で腕磨き全国へ
2012年07月20日
囲碁の少年少女全国大会に出場が決まった田中康湧君
初めて碁石を握ったのは6歳のとき。近所の公民館の囲碁教室で基本を教わった。小3の秋からは加里屋の花岳寺通商店街にある「赤穂楽碁会」の碁会所に月2〜3回通い、黒田紀典(としのり)会長(71)=塩屋=をはじめとする高段者にもまれている。
「小学校を卒業するまでに初段になりたい」と考えていた田中君。15級だった昨年1月、碁会所の常連メンバーから「これを毎日やったら必ず初段になれる」と手筋の問題集を薦められた。一日10問のノルマを課し、実力が急速にアップ。半年後に初段、その翌月には安達利昌プロに3段を認められた。20歳までの3段以上が集まる関西棋院高等部にも合格し、あまりの成長の速さに周囲がとまどうほどだ。
全国大会は7月31日と8月1日に東京の日本棋院である。県大会の1カ月前から始めた朝練習は倍の1時間に増やした。「囲碁が本当に面白い。知らない人たちと対局できるのが楽しみ」と大会を心待ちにしている。
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掲載紙面(PDF):
2012年7月21日(1999号) 4面 (7,326,698byte)
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