時間切れで質疑打ち切り
2012年10月25日
19年ぶりの加里屋川改修整備工事再開へ向けて開かれた住民説明会
説明会は沿川自治会役員と住民などで構成する「加里屋川ふるさとの川整備連絡協議会」と県、市が共催した。
説明によると、対象区間は国道250号から下流約1キロ。老朽化が進んでいる護岸の整備から着手する。積み上げた自然石をストッパーで固定して景観と強度を両立する「アンカー式空石積み護岸」を標準工法とし、基礎工と矢板の打設については振動や騒音の少ない工法を選択。工事で川をせき止める場合は魚や貝などを一旦別の場所に保護し、工事後に元へ戻す。川沿いの法面に植栽スペースをできるだけ確保し、赤穂小学校運動場に隣接する一角にはホタルの生息を促すビオトープを設ける。
全体を4つのエリアに分け、最も護岸の老朽化が激しい「熊見橋〜若水橋」(約90メートル)から着手。すべての護岸整備を終えるのに「現在の予算ベースだと、10年ほどかかる見込み」(県土木)という。その後、河床掘削、橋の架け替えなどを行う。
同川の改修整備は、工法や整備方針などをめぐって一部住民から強い見直し要望があり、平成5年以降“凍結”状態。国は管理者の県に対し、「住民の理解を得てから工事をするように」とのスタンスを示してきた。しかし、老朽した護岸が崩れるなど実害が出始め、同協議会が今年3月、「できるところから改修を進めてほしい」と県へ陳情。7月には中長期的な河川整備計画案に国が同意した。
説明会に参加した男性は、「景観も工法も以前の計画よりも改善されている。計画通り進めてほしい」と要望。一方、「絵に描いたもち。実現できるとは思えない」と計画を疑問視する人もあった。また、質疑応答の途中で閉会時刻となって回答を得られなかった参加者があり、「これで住民の同意を得たと言えるのか」と批判する声も聞かれた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年10月27日(2011号) 1面 (12,202,381byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
LCが学習支援教材を寄贈 県境付近の強盗想定、備前署と合同訓練 [ 社会 ] 2011年11月21日プロから学ぶ愛車点検 [ 社会 ] 2011年11月20日津波避難訓練に360人参加 [ 社会 ] 2011年11月20日不戦を願い元徴用船員が手記 [ 社会 ] 2011年11月19日看護師ランナー、発作男性を救命 [ 社会 ] 2011年11月19日尾崎の冨原さんに厚労大臣表彰 [ 社会 ] 2011年11月19日間もなく完成「義士あんどん」 [ 社会 ] 2011年11月19日グーグル題字の近畿代表に 市消防がタンクローリー査察 [ 社会 ] 2011年11月07日「早く大漁にー」祈る園児らソーラン節 塩屋の木村音彦さんに瑞宝単光章 [ 社会 ] 2011年11月03日加里屋の明石隆之さんに黄綬褒章 [ 社会 ] 2011年11月02日上郡町長に共産推薦の工藤氏 [ 社会 ] 2011年10月31日第27代「赤穂義士娘」が決定 [ 社会 ] 2011年10月30日
コメント
ご機嫌取って工事せんでも、別の地区の工事に回してよ。
0 0
投稿:他地区の住民 2012年10月26日コメントを書く