障害者と学生が腐葉土づくり
2012年12月13日
関西福祉大でスタートした腐葉土づくり。障害者と学生が共同で落ち葉を集めている
6ヘクタールのキャンパスにはトウカエデ、ケヤキなど落葉樹を中心に約200本が植えられ、晩秋には大量の落ち葉が発生する。同大は先月、赤穂ロータリークラブ(前田邦稔会長)の助成で研究棟北側の一角に落ち葉の収集施設を設置。▽赤穂精華園(赤穂市)▽さんぽみちSORA(同)▽みのり赤穂(同)▽なごみ園(上郡町)▽あいむ(姫路市)の5施設と委託契約を結び、今月から作業がスタートした。
施設ごとの担当曜日を決め、各日3人が2時間従事している。ほうきで掃き集めた落ち葉を大型の土のう袋に詰めてリヤカーで運搬。いずれの日も利用者と同数以上の学生が作業に加わっている。
知的障害や精神障害のある人たちの就労機会は内職など屋内業務が多い。施設職員の話では「屋外で外部の人とともに作業することは利用者にとって新鮮。いつもより表情が生き生きしている」という。この半月で約30立方メートル分の落ち葉を収集。ブロック塀で仕切った屋根付きの施設(間口約8メートル、奥行き約3・5メートル)に堆積して発酵を促している。半年ほどで腐葉土になる見込みで、学内の花壇に活用するほか、市民への提供も考えている。
「学生には、福祉や看護を学ぶ者にとって大切な障害者への理解を深めてほしい」と安井学長。「こうした取り組みが本学にとどまらず、公的機関や企業にも広まるように情報発信していきたい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年12月15日(2018号) 4面 (8,430,878byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
赤穂市の教職員異動 [ 社会 ] 2008年04月01日赤穂市内でもガソリン値下げ [ 社会 ] 2008年04月01日赤穂市の人事異動 2008年4月 [ 社会 ] 2008年03月30日アートマイルの塩飽さんに日本人初“地球功労賞” [ 社会 ] 2008年03月29日新小学一年生に蛍光カバー 黒鉄山頂が360度の大パノラマに 年間観光客数190万人に [ 社会 ] 2008年03月29日天然記念物の生島で樹林観察 南海地震想定して災害時訓練 [ 社会 ] 2008年03月29日地球のために自分にできること 第1期生61人が卒業 [ 社会 ] 2008年03月16日入場料お得な観光パス新発売 [ 社会 ] 2008年03月15日植村直己さんに捧げるラン [ 社会 ] 2008年03月15日福祉施設に液晶テレビなど寄贈 [ ボランティア ] 2008年03月15日スプリング8運営の財団が職員採用で不正
コメントを書く