縁結び「姫御守」が人気
2013年02月09日
若い女性を中心に人気がある「姫御守」
同神社は平安中期に編纂された『延喜式』に社名が記載されている古社。御崎沖の「八丁岩」という岩礁にあった祠を赤穂浅野家の初代藩主、浅野長直が現在の場所へ移し、天和3年(1683)に遷座された。古くから若い男女による姫神信仰が盛んだという。
「姫御守」は長さ3・5センチほどの小判型。赤い着物を着た姫を綿布でかたどっている。一体一体少しずつ表情が異なる顔の部分は手書きで、どれもかわいらしく微笑んでいる。
従来はオーソドックスな巾着型だったが、「女性が身に付けやすいものに」と15年ほど前に形を変えた。口コミで広まったのか、ここ2、3年で急に求める人が増加。2人で一個ずつ授かるカップル、娘や息子のために持ち帰る親のほか、たまに若い男性の姿もみられるという。
全国各地の神社を調べ歩いている「縁結び神社研究会」の堀内克彦代表(34)=東京都府中市=は「お守りを身に付けることによって、自分を磨こうとする向上心や異性に対する積極性がアップすることが良い結果につながるのでは。参拝したときの初心を忘れないための“誓いの象徴”として持つのもよいですね」と“効能と使い方”を説く。
「晩婚化が進んでいると言われていますが、実際は出会いや良縁を求めている人は多いのでしょう」と木村公一宮司(60)。「お守りが恋愛のきっかけや後押しになりますように」と祈っている。
「姫御守」は1個500円。同神社の社務所で授与している。TEL42・3547。
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2013年2月9日(2026号) 4面 (14,397,826byte)
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