橋の建設過程をカメラで記録
2013年03月02日
建設中の「坂越大橋」を撮り続けている山本薫さん
カメラが趣味の山本さんは、これまでも地域の祭りや行事などをまめに撮影。昭和51年の台風水害のときは、千種川が決壊して水浸しになった中をボートで救援活動に向かう自衛隊員など貴重な場面をフィルムに収めてきた。
「作っている途中の写真は今しか撮れない」と、工事が始まった平成21年から撮影開始。橋を支える橋脚が出来たとき、両岸から徐々に長さを伸ばした橋桁が中央でつながったときなど節目のタイミングを中心にシャッターを切った。上流側、下流側だけでなく対岸にも移動し、「絵になる撮影場所」を探すという。
とっておきのポイントは工事現場を見下ろす宝珠山中腹からの構図で、眼下の橋がまるで滑走路のように見える。その場所に行くには急斜面のガレ場を数十メートルよじ登らなければならないが、「この辺の山は子どものときに走り回った遊び場」と、喜寿を過ぎたとは思えない身軽さで上がっていく。
「少しずつ形になっていく変化がおもしろい」と被写体としての魅力を話す山本さん。「どんな橋が完成するのか見届けたい」とこれからも撮り続けるつもりだ。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年3月2日(2029号) 1面 (8,179,610byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「ここからドア」無料で貸し出し 「夢や希望の思い出残して」 [ 街ネタ ] 2024年12月20日花壇整備の公園で花に囲まれ歌う [ 街ネタ ] 2024年11月11日中浜町で今年もカボチャのハロウィン飾り [ 街ネタ ] 2024年10月19日夜空に長い尾「紫金山・アトラス彗星」坂越の前田邦稔さん撮影 [ 街ネタ ] 2024年10月15日黒崎町の市道路肩にスイカ [ 街ネタ ] 2024年10月15日この季節に珍しい桜の花咲く [ 街ネタ ] 2024年10月02日生活の中にある美術 89歳男性がアートギャラリー 城南緑地のコクチョウ死ぬ [ 街ネタ ] 2024年05月17日一本のハナミズキに赤と白の花 [ 街ネタ ] 2024年04月27日「見た目にだまされないで」創作パンで詐欺防止PR [ 街ネタ ] 2024年03月09日路傍の掲示板に善意の書 続けて30年 男性の思い 城南緑地の飼育施設 ウサギの数ついにゼロ [ 街ネタ ] 2023年12月17日電動カートの下敷きになった半身麻痺の女性助けた「地獄に仏」 [ 街ネタ ] 2023年12月13日赤穂駅南ロータリーにイルミ設置 義士祭前夜と当夜に点灯 [ 街ネタ ] 2023年12月08日高齢者クラブが野菜栽培 交流と生きがいに [ 街ネタ ] 2023年10月28日
コメントを書く