地元愛着の天和駅 誕生半世紀
2013年05月01日
地元児童の和太鼓演奏で祝ったJR天和駅の開業50周年
同駅は昭和38年5月1日、費用の一部を住民と企業が負担するなど地元の強い要望で“請願駅”として開設。国鉄は当初「西赤穂駅」を駅名に提案したが、「思い入れのある地名を使ってほしい」と地元が懇願した「鷏和駅」に当用漢字をあてて採用した。青年団がサクラを植え、ホーム周辺の草刈りや清掃は住民の手で行ってきた。
セレモニーは駅前の広場で行われ、鷏和自治会の藤本紀彦会長(72)が開設の経緯を説明。電車通学で同駅を利用している赤穂西小学校の小林朝さん(11)=6年=が「駅が出来るまで地域のみなさんがいろいろとご苦労をされたことを知りました。お祝いの気持ちを込めて演奏します」とあいさつし、太鼓組約20人で太鼓をたたいた。構内では6年の松本昌大君(11)ら児童代表が木戸口好行駅長(58)と到着した電車の運転士、車掌に花束を贈呈。紅白帽を振って電車を見送った。
赤穂線の歴史に詳しい福浦の吉栖清美さん(73)によると、50年前の開業当日は強い雨の中、多くの住民が駅に集まり、餅つきや獅子舞で祝賀したという。実家が駅のすぐそばで当時高等女学生だった平成町の庄野すみ子さん(69)は「日光の修学旅行から帰ってきた日が開業日でした。駅が出来てうれしかった」と懐かしそうに振り返った。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年5月11日(2037号) 3面 (9,946,589byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
山崎地震で赤穂市「全半壊370棟」 [ 社会 ] 2012年06月08日篠原昌三さんに県自治賞 [ 社会 ] 2012年06月07日三三七拍子で「がんばれ!ニッポン!」 赤穂食品衛生協会の24年度表彰 [ 社会 ] 2012年06月03日平成24年度消防功労者 [ 社会 ] 2012年06月02日暴力追放へさらなる環境整備を [ 社会 ] 2012年05月29日井上勇・警察官友の会長に署長感謝状 [ 社会 ] 2012年05月27日振り込め詐欺防いで感謝状 [ 社会 ] 2012年05月26日“イケメン忠臣蔵アイドル”が人気 [ 社会 ] 2012年05月23日住民交えて通学路の安全点検 [ 社会 ] 2012年05月22日「まるで視力検査のマーク」赤穂でも日食 [ 社会 ] 2012年05月21日地域が守るハマウツボ [ 社会 ] 2012年05月19日竜巻被災の桜川市へ見舞金 [ 社会 ] 2012年05月19日のど自慢、出場応募1000組超 [ 社会 ] 2012年05月19日赤穂では部分日食、7時半ごろピーク [ 社会 ] 2012年05月17日
コメントを書く