社会人軟式野球の全国大会へ
2013年10月09日
チームで作ったタオルを手に「一戦必勝」を目指す前田周児さん
小2から塩屋野球少年団でプレーを始めた前田さん。赤穂西中、赤穂高では主戦投手で、高2の夏には県ベスト8の原動力となった。就職して野球から遠ざかったが、同級生の紹介で、26歳で「JBCワープ」に入団した。
チームは平成8年に井口秀紀監督(40)=佐用町佐用=が町内の野球愛好者が集う親睦チームとして設立した。10年ほど前から「勝利を求めて戦う集団」へと方針転換。現在は佐用、相生、たつのなど西播磨各地の19〜33歳の22人が在籍している。
それぞれ職場も勤務時間も異なるため、合同練習は多くても週1回。今季は2月以降、毎週日曜日に練習試合を組み、実戦の中でチーム力をつけた。5月の県予選は接戦を勝ち抜いて初優勝。近畿ブロックの代表決定戦は3点リードされて迎えた最終回に一挙5点を挙げる大逆転で初の全国大会出場を決めた。
「このチームに出会って、野球への向き合い方が変わった」と語る前田さん。一昨年の秋には練習中に利き腕の左ひじを骨折する大けがに見舞われたが、「絶対にもう一度野球がしたい」と辛いリハビリを乗り越え、グランドに戻ってきた。「出塁率が高く、チャンスにも強い。すべてのプレーに全力でぶつかっている」(井口監督)と信頼も厚い。
同大会は全日本軟式野球連盟の主催で「天皇杯」に次いで格のあるトーナメントで各地の予選を勝ち上がった32チームが覇を競う。初戦は10月12日(土)。前田さんは「支えてくれているすべての人に感謝し、一打席、一球を大切にしたい」と、ひたむきなプレーを誓っている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年10月12日(2057号) 1面 (8,327,536byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市民健康マラソン エントリー受付始まる 少林寺拳法の全中大会 赤穂スポ少から3組 全国中学柔道女子44キロ級へ砂子の北山暖さん 大相撲巡業12月11日開催決定 赤穂で24年ぶり 部活動地域移行 10年後までに平日も 全中陸上に坂越・桶口陽祐君と赤穂・川畠蓮生君 [ スポーツ ] 2024年07月25日「たくさんボールで遊んで」アルビオンがサッカー教室 全国大会へ計5選手 躍進目覚ましい関福大の体育会クラブ [ スポーツ ] 2024年06月07日全国高段者柔道で技術優秀賞 2年連続5度目 [ スポーツ ] 2024年05月23日「基礎を大切に」バレーボールクリニック 弓で矢を射る体験いかが 19日「弓道フェス」 友道師がジャスティンミラノで皐月賞V 15年ぶり2勝目 [ スポーツ ] 2024年04月14日恩師と目指す完全燃焼 再起懸けるスイマー [ スポーツ ] 2024年04月13日全日本ベンチプレス女子47キロ級 24度目V [ スポーツ ] 2024年04月13日空手道の全国高校選抜 女子団体形5位 [ スポーツ ] 2024年04月05日
コメント
0 0
投稿:元気ある赤穂人 2013年10月11日コメントを書く