江戸初期の侍屋敷跡を現地説明
2014年03月08日
市内で初めて発掘された江戸初期の侍屋敷跡の現地説明会
現場は「赤穂あけぼの幼稚園」の園舎建て替え予定地で、昨年11月に解体された赤穂カトリック教会の聖堂があった場所。池田家時代(17世紀前半)と浅野家時代(同後半)の絵図には侍屋敷が描かれている。森家時代(18世紀)には「天神宮」が建ち、明治42年に森家の先祖を祀る「赤穂神社」を合祀したことがわかっており、市教委が今年1月から発掘調査に入っている。
説明会では調査を担当した山中良平学芸員(26)が、侍屋敷のものとみられる柱穴、陶磁器片や貝殻などが埋まっていたごみ捨て穴などを指し示し、「当時の武士の生活の様子を明らかにできる重要な成果が得られた」と意義を解説した。
解体された聖堂の建造物調査では、瓦の一部に天神宮や赤穂神社のものが再利用されていたことも明らかになった。近所で生まれ育った男性(76)は「子どものころは『天神さん』と呼んで境内でよく遊んだ。このような歴史があったとは知らなかった」と驚いていた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年3月15日・第2部(2079号) 1面 (4,236,108byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「有年物語」ラスト公演で児童熱演 「手づくり郷土賞グランプリ」にノミネート 有年公民館もふるさと講座 [ 文化・歴史 ] 2018年01月26日ふるさと文化講座の受講者募集 姫路市美術展 米谷勝利さんに市教育委員会賞 [ 文化・歴史 ] 2018年01月23日さなぎ観察調査で初の研究例 [ 文化・歴史 ] 2018年01月20日「温もり感じて」昭和のくらし展 [ 文化・歴史 ] 2018年01月12日遺物に見る開戦間近の赤穂 [ 文化・歴史 ] 2018年01月11日市民ミュージカルへオーディション [ 文化・歴史 ] 2018年01月10日赤穂緞通の現代作家ら一堂ギャラリー 希少なビートルズ限定盤公開 ホテルロビーでクラシック演奏会 [ 文化・歴史 ] 2017年12月18日東有年に前方後円墳 赤穂で初 [ 文化・歴史 ] 2017年12月16日児童合唱団 イブに定期演奏会 浅野陣屋「株式会社で活用」提案 [ 文化・歴史 ] 2017年12月15日
コメントを書く