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安兵衛の縁で新発田と食コラボ

 2014年05月17日 
堀部安兵衛の出身地・新発田市の特産アスパラと赤穂産アサリなどを使ったコラボメニュー
 赤穂義士・堀部安兵衛の生誕月にちなみ、出身地の新潟県新発田市と赤穂の食材を組み合わせた期間限定メニューが5月17日(土)から加里屋お城通りの海鮮料理店「かましま」(鎌島典子オーナー)など市内3店舗で提供される。各店は「忠臣蔵の縁から生まれたメニューをぜひ味わって」とPRしている。
 鎌島さんは先月、新発田の知人から取り寄せた地酒「安兵衛」と赤穂のアサリを使った酒蒸しを店で販売。好評だったことから第2弾として「カキとアスパラのチーズ焼き」(700円)を登場させる。
 仲の良い飲食店仲間も話に乗り、加里屋のラーメン店「らーめん麺坊」(露野一彦オーナー)は赤穂塩のスープで煮込んだアサリとアスパラを乗せた「あさりらーめん」(750円)、新田のレストラン「初音」(鈴木浩一オーナー)はガーリック風味のパスタ「アスパラのボンゴレ」(900円)をメニュー化。さらに「アサリとアスパラの酒蒸し」(700円)は3店共通で提供する。いずれのメニューも今月末まで(食材の仕入れがなくなり次第終了)。
 新発田のアスパラは今が旬。直径が500円玉ほどの太さがありながら「根元まで柔らかくて甘みがある」(鈴木さん)という上物で、アサリの旨味との相性も抜群だという。露野さんも「素材の味を引き立てることを意識した」と品質の良さに太鼓判を押す。
 両市は近年、市民レベルでの交流が活発化。新発田市内にも地元食材と赤穂産のアサリやカキを活かしたメニューを出す店が増えつつあるという。鎌島さんは「赤穂と新発田の関係をもっと盛り上げたい」と今後もコラボメニューを打ち出していく予定で、食を通じた交流はさらに続きそうだ。
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掲載紙面(PDF):
2014年5月17日(2087号) 4面 (10,345,416byte)
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