棟方志功の処女版画集を展示
2014年07月11日
棟方志功作『星座の花嫁』より「貴女・裳を引く」
棟方は自著『板愛染』の中で、「川上澄生の板画、『初夏の風』と言う板画に取り憑れました。(中略)わたくしの板画の流れがこの『初夏の風』から流れだした様なものです」と記述。このことから、川上の作品が棟方を版画の道へ進むことを決意させたと言われている。
今展では、棟方にとって初めての版画集となった『星座の花嫁』(昭和5年刊)の多色刷り木版画全10点を一堂に公開。川上がグリム童話を日本風の絵に仕立てた和綴本『しんでれら出世繪噺』(昭和18年刊)を1ページずつ額装して展示している。
佐野館主は「『星座の花嫁』は川上の作品から受けたとみられる影響が色濃い。後年の棟方の作風とは異なる味わいを感じ取ってもらえれば」と話している。
同館の再開2周年記念企画として8月31日(日)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。入館料200円(小学生以下無料)。TEL090・3496・4282。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年7月12日(2095号) 1面 (9,250,620byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
絵画を楽しむ会がギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2018年06月25日「感じて伝えて」プロが吹奏楽指導 [ 文化・歴史 ] 2018年06月24日秦氏テーマに公開研究会 日本画家・室井澄さん「渾身の一作」寄贈 [ 文化・歴史 ] 2018年06月22日キャンバスの会 20日から作品展 [ 文化・歴史 ] 2018年06月18日梅雨晴れに早乙女ら「お田植祭」 [ 文化・歴史 ] 2018年06月17日赤穂演奏家協会 17日に第35回定演 総勢400人出演「ブラスの祭典」 [ 文化・歴史 ] 2018年06月10日旧高雄村関連の資料を冊子に [ 文化・歴史 ] 2018年06月09日夏休み子ども茶道教室の受講者募集 忠臣蔵扇子 新柄「九段目」を発売 [ 文化・歴史 ] 2018年06月02日吹奏楽と金管バンドの祭典 「坂越の船祭」櫂伝馬2艘を新調 [ 文化・歴史 ] 2018年05月29日日本遺産「北前船寄港地」赤穂市が追加認定 雲火焼と苔玉で癒しのインテリア [ 文化・歴史 ] 2018年05月19日
コメントを書く