棟方志功の処女版画集を展示
2014年07月11日
棟方志功作『星座の花嫁』より「貴女・裳を引く」
棟方は自著『板愛染』の中で、「川上澄生の板画、『初夏の風』と言う板画に取り憑れました。(中略)わたくしの板画の流れがこの『初夏の風』から流れだした様なものです」と記述。このことから、川上の作品が棟方を版画の道へ進むことを決意させたと言われている。
今展では、棟方にとって初めての版画集となった『星座の花嫁』(昭和5年刊)の多色刷り木版画全10点を一堂に公開。川上がグリム童話を日本風の絵に仕立てた和綴本『しんでれら出世繪噺』(昭和18年刊)を1ページずつ額装して展示している。
佐野館主は「『星座の花嫁』は川上の作品から受けたとみられる影響が色濃い。後年の棟方の作風とは異なる味わいを感じ取ってもらえれば」と話している。
同館の再開2周年記念企画として8月31日(日)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。入館料200円(小学生以下無料)。TEL090・3496・4282。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年7月12日(2095号) 1面 (9,250,620byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
昭和2年古写真「義士行列」ルーツか [ 文化・歴史 ] 2015年11月28日夫婦念願のギャラリー開設 [ 文化・歴史 ] 2015年11月28日市児童合唱団が山鹿市とコーラス交流 [ 文化・歴史 ] 2015年11月24日美術協会 27日から小品展 [ 文化・歴史 ] 2015年11月24日吟道摂楠流赤穂吟詠会が55周年 [ 文化・歴史 ] 2015年11月22日幻の華道流儀「源氏流」特別展 [ 文化・歴史 ] 2015年11月21日葉蘭組み合わせて12カ月表現 [ 文化・歴史 ] 2015年11月21日古民具を別の用具にリメイク [ 文化・歴史 ] 2015年11月20日市吹奏楽団10回目定演へ練習佳境 「忠臣蔵の本質死守した」紀里谷監督インタビュー [ 文化・歴史 ] 2015年11月16日赤穂吟詠会の創立55周年大会 広重が描いた忠臣蔵版画展 [ 文化・歴史 ] 2015年11月14日大山描く室井澄さんへ地元が感謝状 [ 文化・歴史 ] 2015年11月13日来年の干支にちなんだ申の木目込み [ 文化・歴史 ] 2015年11月12日1年後ステージ目指し合唱団発足 [ 文化・歴史 ] 2015年11月12日
コメントを書く