旧坂越浦会所の入館通算15万人に
2014年07月24日
通算入館者数が15万人になった旧坂越浦会所
旧坂越浦会所は坂越湾に臨む地に天保3年(1832)に完成。昭和5年(1930)に大改造されたが、希少な伝統的建造物として平成4年に市が有形文化財に指定し、翌年から2年間かけて解体整備。藩主が休憩や宿泊に利用した「御成の間」「観海楼」など建築当時の間取りを復元し、平成6年8月から一般に公開している。
記念展示では地元の風景を切絵で描き続けている元中学校長の佐方直陽さん(83)が手掛けた作品を展示。白壁の土蔵や石畳の細い路地が残る町並みの29点で、瓦の一枚一枚や板塀の木目など細部まで描写した労作が目を引く。
15万人目となった三木市宿原の大山陽(あきら)さん(77)は妻の三世子さん(77)と赤穂を一泊旅行した2日目に初来館。部材の7割は天保年間のものという建物を目にし、「梁一つを見ても年代を感じました。友だちにも紹介したい」と話していた。
記念展示は9月1日(月)まで午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)、火曜休館。無料。管理人の小倉千恵子さん(72)は「海と山からの風が心地良く、ほっと一息つける憩いの場として訪れてほしい」と話している。問合せは共催の「坂越のまち並みを創る会」TEL090・2594・1480(門田会長)。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年7月26日(2097号) 1面 (9,222,446byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市長賞受賞の絵画を寄贈 [ 文化・歴史 ] 2016年12月31日東備西播3市町の文化財ツアー 小堀遠州の水琴窟を再現 [ 文化・歴史 ] 2016年12月10日「今の自分」言葉で刻む [ 文化・歴史 ] 2016年12月10日力作820点 義士祭学童書道展 義士関連資料を歴博へ寄贈 [ 文化・歴史 ] 2016年12月08日名優勢揃い 忠臣蔵の役者絵展 [ 文化・歴史 ] 2016年12月07日伝統話芸のおもしろさ体験 [ 文化・歴史 ] 2016年12月05日二之丸庭園 13日から部分公開 [ 文化・歴史 ] 2016年12月03日赤穂富士習字作品展の入賞者 [ 文化・歴史 ] 2016年11月30日クラシックピアノの全国コンクールへ 秦氏ゆかりの史跡を探訪 [ 文化・歴史 ] 2016年11月27日最後の忠臣蔵検定104人挑戦 [ 文化・歴史 ] 2016年11月27日自筆の著書や手紙も「山鹿素行」展 [ 文化・歴史 ] 2016年11月26日昭和の西播磨 写真集刊行
コメントを書く