ふっくら色付くイチジク
2014年09月06日
有年原の農業、森田博義さん(65)が栽培する果樹園でイチジクの収穫がピークを迎えている。冬の大雪や夏場の天候不順で生育が心配されたが、施肥の時期を工夫したことで平年よりも一回り大きく、果肉の詰まったイチジクに育った。
森田さんは新たな特産フルーツの確立を目指す「西播磨地区いちじく部会」のメンバー。佐用農業改良普及センター所長を定年退職した平成21年3月、自宅裏に20本の苗木を植え付けたのが始まりで、2年後には自宅近くの畑にも拡大した。現在は赤穂市内で最も多い約12アール86株を作付けている。
品種は大玉で甘みの強い「桝井ドーフィン」。日が明け切らない早朝に収穫作業を行うため、ヘッドライトで果実を照らして色付き具合を確かめながら一個ずつ丁寧に収穫している。
森田さんの話では、今年2月の大雪で半分近い株で枝が折れる被害があり、一時は今季の収穫をあきらめた。しかし、新しい枝が順調に育ち、昨季の3割多い収量が見込めるという。
10月末まで上郡町竹万の「旬彩蔵 上郡」で販売する予定。市内のケーキ店などへも出荷する。
森田さんは「これからも品質向上に努力して、『西播磨イチジク』を定着させたい」と意気込んでいる。
掲載紙面(PDF):
2014年9月6日(2102号) 3面 (13,020,641byte)
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森田さんは新たな特産フルーツの確立を目指す「西播磨地区いちじく部会」のメンバー。佐用農業改良普及センター所長を定年退職した平成21年3月、自宅裏に20本の苗木を植え付けたのが始まりで、2年後には自宅近くの畑にも拡大した。現在は赤穂市内で最も多い約12アール86株を作付けている。
品種は大玉で甘みの強い「桝井ドーフィン」。日が明け切らない早朝に収穫作業を行うため、ヘッドライトで果実を照らして色付き具合を確かめながら一個ずつ丁寧に収穫している。
森田さんの話では、今年2月の大雪で半分近い株で枝が折れる被害があり、一時は今季の収穫をあきらめた。しかし、新しい枝が順調に育ち、昨季の3割多い収量が見込めるという。
10月末まで上郡町竹万の「旬彩蔵 上郡」で販売する予定。市内のケーキ店などへも出荷する。
森田さんは「これからも品質向上に努力して、『西播磨イチジク』を定着させたい」と意気込んでいる。
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