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農村女性の能力向上研修で9カ国から来穂

 2014年10月15日 
周世ふれあい市場を見学する研修団一行
 独立行政法人国際協力機構(JICA)主催の集団研修でアフリカとアジアの各国から来日中の研修員一行が15日、周世の農産物直売所「周世ふれあい市場」を訪問。地域の主婦たちが運営する施設を見学した。
 来穂したのはケニア、マレーシアなど母国の政府や大学で農業振興や女性の能力開発に従事している9カ国11人。女性による農業振興のノウハウを日本で学ぼうと、JICAが9月から12月まで約2カ月半かけて実施している「農村女性能力向上研修」に参加している。
 高雄幼稚園児36人が童謡「お猿のかごや」「夕焼け小焼け」の歌とダンスで歓迎。地場産野菜が並ぶ直売所を見学し、そば打ちを体験した。有年牟礼の女性農業士、松田靜さんが営む農産物加工所も訪れ、松田さんから土地利用型農業や加工品の販売などについて話を聞いた。
 アフリカ南部のスワジランドでサトウキビ農家への支援業務に携わっている団体職員のムココ・シンディ(33)さんは「女性が力をつけて認められる社会、子どもたちが農業を志せる環境を築くことが目標。日本の事例を母国に持ち帰って今後の仕事に役立てたいです」と希望に満ちていた。
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掲載紙面(PDF):
2014年10月18日(2108号) 4面 (11,044,737byte)
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