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赤穂から6年ぶり 陸上の全国中学総体

 2008年08月09日 
全国総体で市中学記録更新を狙う大薗拓未選手
 8月18日から新潟県で行われる全国中学総体陸上競技の男子110メートルハードルに赤穂西の大薗拓未選手(15)が出場する。今季は走るたびに自己ベストを更新。昨年の記録から1秒以上短縮しており、「全国大会もこの勢いで」と決勝進出に照準を合わせている。
 7月6日の県通信陸上で14秒88をマーク。15秒の壁を破ると同時に全国中学総体の標準記録を突破した。29日の県総体はさらに記録を縮めて14秒68。胸の差で優勝は逃したものの堂々2位でゴールし、全国総体へ弾みをつけた。
 昨冬初めて県の強化合宿に参加。県下の強豪選手と切磋琢磨することで大きな刺激を受けた。春先には長距離グループに交じって学校の裏山で坂道ダッシュ。課題だった後半の走りに粘りが増し、「6台目を過ぎても、次のハードルが近く感じるようになった」と本人も効果を自覚している。
 赤穂市から陸上で全国総体に出場するのは平成14年に三種競技Bで全国3位になった田中浩介選手(赤穂西)以来6年ぶり。田中選手が持っている110メートルHの市中学記録(14秒64)にもあと100分の4秒まで迫っている。
 「ハードルを“飛ぶ”のではなく“またぐ”センスが抜群」と白井明顧問(26)。ハードルを越えたときの左右のぶれをなくせばさらにタイム向上が望める。
 今季の最大の目標は「ジュニアオリンピック出場」。大薗選手は「全国大会の決勝でJOの参加標準記録を破りたい」と目標を掲げている。
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掲載紙面(PDF):
2008年8月9日(1808号) 4面 (6,990,437byte)
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