安定型産廃最終処分場、高野に計画
2014年11月05日
ツボタクリーンが安定型産廃最終処分場の設置を計画している予定地
すでに県条例手続きを終え、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」に基づく事業計画書の縦覧が4日から始まっている。予定地から千種川までの距離は約300メートル。市民からは水質への影響を懸念する声が上がっている。
縦覧資料によると、事業者は南野中の産業収集運搬処理業者「ツボタクリーン」(坪田万導社長)。千種川左岸沿いの県道周世尾崎線から東へ約150メートル入った山林約1960平方メートルにがれき、廃プラスチック、ゴムくず、金属くず、ガラス陶磁器くずの、いわゆる「安定5品目」を月間最大122トン持ち込み、5年間で約8900立方メートルの容量を埋め立てる計画だ。悪臭と害虫の発生を防止するために薬剤を適宜散布。埋め立て地に降った雨は千種川へと続く中ノ谷川へ貯水槽からポンプ排水する。貯水槽の水質は委託機関が定期的に調べ、検査結果を関係官庁へ報告するという。
予定地の南側には調味料・油脂製造工場が隣接し、さらにその南側には同社の産廃中間処理施設がある。高野地区の集落までの距離は南へ約500メートル。千種川をはさんだ西側に目坂、高雄地区の民家がある。市街化調整区域であり、治水上の観点から砂防設備の設置を要することなどを定めた砂防指定地でもある。
県と市のまとめによれば、事業者は平成22年8月に県へ事業計画書を提出。その翌月に上高野自治会を対象にした説明会を開いた。事業計画書は自治会長(当時)の自宅で縦覧されたが、意見書の提出はゼロ。隣地の地権者、地元水利組合の同意も得ており、県は昨年6月、廃掃法に基づき事業者から出された設置許可申請書を受理した。
縦覧は今月4日から県庁環境整備課と西播磨県民局環境第1課の2カ所で12月4日(木)まで。県は12月5日(金)から2週間、利害関係者からの意見書を受け付ける。
▼ツボタクリーン・坪田万導社長の話=「搬入する廃棄物は主に赤穂市内で自社が解体した家屋の瓦や陶磁器くずを予定している。決められた品目以外は持ち込ませないように、すべての積み荷を展開検査してから埋め立てる。今後もこれまで同様、県の指導に基づき、計画を進めていく」
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2014年11月15日(2111号) 1面 (14,433,945byte)
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コメント
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投稿:うっそー。 2014年12月06日処分問題は、市民生活と街の将来に関わる問題なので、慎重に考えたい。
もちろん、企業の生産活動で限りなく廃棄物を減らす努力が、大前提になる。
これなくして、産廃問題の根本問題の解決には、至りません。みんなで、考えましょう。
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投稿:産廃の町 2014年12月06日安価で事業が進められる、手ごろだから良いんじゃないですか。福浦も安定型にすればいいのに、水処理設備
シートなど管理型は資金がいるだろーに。
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投稿:赤穂考える 2014年11月21日0 0
投稿:長い物には巻かれます? 2014年11月05日コメントを書く