三つどもえの激戦を繰り広げ、１８日に投開票された赤穂市長選。赤穂民報が実施した投票者アンケート（出口調査）の集計結果をまとめた。
　調査は期日前投票の１２日から１７日までは市役所をはじめ５カ所、１８日は投票所２２カ所の半数に当たる１１カ所で行い、合計１２２７人から回答を得た。
■年代別
　明石元秀氏（６４）＝元赤穂市副市長＝は５０代の４割以上から得票するなどシニア世代に強かった。牟礼正稔氏（６０）＝元兵庫県職員＝は７０代以上から多数の支持。矢野英樹氏（４４）＝元防水工事会社経営＝は４０代以下の若者世代から票を集めた。
■支持政党別
　自民、民主、公明の支持層から票を得たのが明石氏。牟礼氏は共産支持層の５割近く、矢野氏は維新支持層の約４割が投票した傾向となった。
■投票の際に最も重視したもの
　「投票の際に最も重視したもの」の問いには全体の４６・２％が「公約や政治理念」と回答。「人柄」（３５・２％）、「経歴」（１０・６％）、「年齢」（５・２％）と続いた。
　「公約や政治理念」を最重視した人の約４割が明石氏に投票。「人柄」でも矢野氏に次いで多くの人が明石氏を選んだ。「経歴」は牟礼氏、「年齢」は矢野氏がそれぞれトップだった。
■現市政の評価との関連
　「豆田正明市長の市政運営についての評価」を尋ねた質問では、「評価できる」と答えた人の５４・３％が明石氏を支持。「どちらかといえば評価できる」でも３候補の中で最多の４割が票を入れたとみられる。「どちらかといえば評価できない」「評価できない」とした人では矢野氏と牟礼氏がいずれも４割以上の支持を集めた。

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掲載紙面（PDF）：
2015年1月24日(2120号) 1面 (10,856,849byte)
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