義士命日に恒例の「厄除け大根」
2015年02月04日
討ち入って本懐を遂げた赤穂浪士の切腹から満312年の4日、上仮屋の赤穂大石神社(飯尾義明宮司)で「義士自刃御命日祭」があり、無病息災を願う“厄除け大根”が振る舞われた。
厄除け大根の炊き出しは、「義士の命日に一人でも多くの人に参拝してほしい」(飯尾宮司)との思いから毎年2月4日に行い、今年10回目。神社役員から奉納された地元産ダイコン約100本を輪切りにしてカツオと昆布の出汁で油揚げと煮込み、1000食分を用意した。
神事の後、拝殿前で義士の人数にちなんだ47本の大ロウソクに火を灯して鎮魂。訪れた人たちは静かに参拝して冥福を祈り、釜鍋から器によそった熱々のダイコンを受け取った。
この日が夫の退院日という上仮屋南の梅中二三子さん(75)は「早く元気になるように主人にも食べさせたい」と、容器を大事そうに持ち帰った。
午後からは儀式殿で邦楽グループ「三曲会」が尺八と琴を演奏し、義士の遺徳を偲んだ。
掲載紙面(PDF):
2015年2月7日(2122号) 1面 (13,281,850byte)
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厄除け大根の炊き出しは、「義士の命日に一人でも多くの人に参拝してほしい」(飯尾宮司)との思いから毎年2月4日に行い、今年10回目。神社役員から奉納された地元産ダイコン約100本を輪切りにしてカツオと昆布の出汁で油揚げと煮込み、1000食分を用意した。
神事の後、拝殿前で義士の人数にちなんだ47本の大ロウソクに火を灯して鎮魂。訪れた人たちは静かに参拝して冥福を祈り、釜鍋から器によそった熱々のダイコンを受け取った。
この日が夫の退院日という上仮屋南の梅中二三子さん(75)は「早く元気になるように主人にも食べさせたい」と、容器を大事そうに持ち帰った。
午後からは儀式殿で邦楽グループ「三曲会」が尺八と琴を演奏し、義士の遺徳を偲んだ。
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