県の専門家会議、次回は見解提出後
2015年02月07日
産業廃棄物最終処分場の事業計画に対する意見聴取を目的に兵庫県西播磨県民局が設置している専門家会議の次回会合について、同県民局は「意見書に対する見解が事業者から提出されないうちは開催しない」との方針を固めた。
専門家会議は昨年5月の設置以降、これまでに3回開催。兵庫奥栄建設が福浦と鷏和地区で予定している管理型最終処分場建設計画を対象に協議している。当初は平成27年2月までに論点整理を行う予定としていたが、昨年11月の第3回会合で出席者から「未だ事業者から県民の意見に対して見解が示されていない状況であることから、今後の専門家会議の開催スケジュールを見直す必要もある」との意見が出ていた。
産廃処理施設を設置する際の手続きを定めた県条例は、関係住民から出された意見書に対する見解の提出を事業者に義務付けている。提出期限についての定めはない。福浦の計画に対する意見書は平成25年11月に締め切られ、274通が寄せられた。
専門家会議の開催をめぐっては「赤穂の環境を守る会」(川西康行代表)が「事業者からの見解書が県に提出されていない段階で住民の意見書だけを専門家に提示すれば、事業者を利する情報提供がなされる可能性が非常に大きい」と危惧する声を上げていた。
兵庫奥栄建設は赤穂民報の取材に「見解書の提出へ向けて準備を進めている。意見書を出した人への送付を含めて検討している」と答えた。
掲載紙面(PDF):
2015年2月7日(2122号) 1面 (13,281,850byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
専門家会議は昨年5月の設置以降、これまでに3回開催。兵庫奥栄建設が福浦と鷏和地区で予定している管理型最終処分場建設計画を対象に協議している。当初は平成27年2月までに論点整理を行う予定としていたが、昨年11月の第3回会合で出席者から「未だ事業者から県民の意見に対して見解が示されていない状況であることから、今後の専門家会議の開催スケジュールを見直す必要もある」との意見が出ていた。
産廃処理施設を設置する際の手続きを定めた県条例は、関係住民から出された意見書に対する見解の提出を事業者に義務付けている。提出期限についての定めはない。福浦の計画に対する意見書は平成25年11月に締め切られ、274通が寄せられた。
専門家会議の開催をめぐっては「赤穂の環境を守る会」(川西康行代表)が「事業者からの見解書が県に提出されていない段階で住民の意見書だけを専門家に提示すれば、事業者を利する情報提供がなされる可能性が非常に大きい」と危惧する声を上げていた。
兵庫奥栄建設は赤穂民報の取材に「見解書の提出へ向けて準備を進めている。意見書を出した人への送付を含めて検討している」と答えた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年2月7日(2122号) 1面 (13,281,850byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
暴力団を寄せ付けない 「断つ会」がパトロール 第8分団に新消防ポンプ車配備 [ 社会 ] 2021年12月21日交通安全協会・前田邦稔会長に県自治賞 [ 社会 ] 2021年12月19日《市民病院医療事故多発》病院が一部事実関係を公表 明るい選挙ポスター入選・特別賞 子育て臨時給付金 全額現金で一括支給決定 赤穂健福管内 直近2週間は新規陽性者なし [ 社会 ] 2021年12月15日子育て臨時給付金 赤穂市も現金一括へ 子育て臨時給付金 赤穂市が先行5万円の申請受付開始 《市民病院医療事故多発》16日に弁論準備手続 問われる過失責任 [ 社会 ] 2021年12月11日優良従業員 13事業所48人を表彰 市民病院 経営検討委報告書は越年の見通し 犯罪抑止へ年末特別警戒 赤穂署で発隊式 [ 社会 ] 2021年11月30日赤穂健福管内 直近2週間の新規陽性3人 [ 社会 ] 2021年11月30日海浜公園の大観覧車 来年1月10日で運転終了
コメントを書く