千種川にコブハクチョウ4羽飛来
2015年04月24日
千種川河口を泳ぐ4羽のコブハクチョウ=前原宣幸さん提供
前原さんの話では、4羽の飛来がわかったのは今月18日の夕方。雌雄は不明だが家族とみられる。コブハクチョウは上仮屋の赤穂城跡公園で1羽飼育されているが、それと別の個体が赤穂市内で確認されたのは「40年ほど前から会で付けている記録にはなく、おそらく今回が初めて」(前原さん)という。
コブハクチョウはカモ目カモ科で、全長約1・5メートルとハクチョウの仲間では最大。ユーラシア北部で繁殖し、朝鮮半島で越冬する。「兵庫県立人と自然の博物館」の布野隆之研究員(38)によると、国内で見られるのはほとんどが飼育個体で、赤穂に飛来した4羽も人が近づいても飛び立たないことから、「元はどこかで飼育されていたのではないか」(布野研究員)と思われる。
4月から5月は繁殖期に当たるが、布野研究員は「どんな環境を好んで営巣するか詳しくわかっていないため、居着くかどうかは何とも言えない」と話している。
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2015年4月25日(2133号) 1面 (11,196,598byte)
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