コレクター所蔵“幻の名陶”を公開
2015年04月25日
展示品の一つ「染付龍鳳凰文水次」
江戸中期から明治初期に出石地方で作られた古出石焼。藍色で文様を描いた白磁、伊万里焼の影響がうかがえる青磁などがある。大胆な造形と細部に見られる高い技術力、躍動感のある文様を持ちながら、専門家による検証が浅く、他産地の作品と混同されることが多い。「この魅力を埋もれさせるのは惜しい」と同ミュージアムの桃井香子(よしこ)オーナー(72)が昨年に続いて展示会を企画した。
豊岡、神戸など収集家約20人が協力。古出石焼の特徴を示す雁金文様入りの鉢、帆船をかたどった筆洗など約60点が集まった。出石地方の伝承を図案化した大皿、コウノトリを描いた茶碗といった地域性のある作品も並ぶ。
ほとんどが一般公開は初めての品だといい、桃井オーナーは「一つひとつの作品が持つロマンを味わってもらえれば」と話している。
2階展示室で鑑賞料500円。6月29日(月)まで午前10時〜午後4時。火曜休館。Tel56・9933。
<前の記事 |
「日本塩業研究の父」足跡を回顧 [ 文化・歴史 ] 2013年07月10日能に新風「世阿弥」好演 スーパー能「世阿弥」公演迫る 森家ゆかりの本源寺 国重文へ [ 文化・歴史 ] 2013年07月02日勾玉作りなど特別体験教室 10月開催 ル・ポン国際音楽祭 復活して10年「お田植祭」 [ 文化・歴史 ] 2013年06月24日「絵画を楽しむ会」ギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2013年06月24日華やかに「乾杯」30回目の定演 [ 文化・歴史 ] 2013年06月23日文様に感動、雲火焼の作陶体験 [ 文化・歴史 ] 2013年06月23日赤松氏一族の歴史を学ぶ 「塩田案内人」受講者10人募集 夏休み子ども茶道教室 鳥井の「曳きとんど」29年ぶり復活へ [ 文化・歴史 ] 2013年06月18日「感謝」テーマに千種会書展 [ 文化・歴史 ] 2013年06月16日
コメントを書く