忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 街ネタ
  3. 記事詳細

坂越の海愛した辰巳柳太郎

 2015年05月17日 
「夢」と彫字された顕彰碑に手を合わせる辰巳柳太郎の長男・新倉寿夫さん。顕彰碑は辰巳が愛した坂越の海を臨む高台にある
 生誕110周年記念展が坂越まち並み館で開かれている坂越生まれの名優、辰巳柳太郎(1905−89、本名・新倉武一)の長男で会社員の寿夫さん(81)=大阪府寝屋川市=が16日来穂。同館を訪れ、父の生家裏にある新倉家の墓と辰巳の遺髪が埋葬されている顕彰碑に手を合わせた。
 寿夫さんによると、新国劇の看板役者だった辰巳は全国巡業や映画、ドラマ出演などで多忙を極めたが、毎年のように日帰りから2泊程度で帰省した。辰巳の遠縁に当たり、帰省時に自宅に迎えていた坂越の前田稔朗さん(68)は「赤穂に来る日が決まったら、いつもすぐに電話がありました」と懐かしむ。
 寿夫さんは、坂越に向かう電車の中で父が浮かべた柔らかな表情が印象に残っているという。大阪の商業学校を中退して14歳で芝居の道に入った辰巳にとって、生まれ故郷の坂越は特別な土地だったのだろう。亡くなる前年の昭和63年12月にも訪れ、「うちの窓から長いこと海を見ていました」(前田さん)という。辰巳がふるさとの地を踏んだのは、これが最後となった。
 記念展を見学した寿夫さんは「時代が変わる中、親父を愛してくれる人がいるのはうれしい」。記念展は6月1日(月)まで会期を延長して開催される。午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)。火曜休館。無料。Tel48・7770。
<前の記事


掲載紙面(PDF):
2015年5月23日(2136号) 1面 (5,703,246byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)


コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

1 2 3 4 5 6 7

今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • 《市民病院医療事故多発》「膿出し切る必要」現役医師が提言←一般人(12/22)
  • 市教委サーバがウイルス感染 一部データに障害←リテラシーの観点から(12/21)
  • 市教委サーバがウイルス感染 一部データに障害←とむ(12/21)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警