「幻の名陶」で一服味わう
2015年06月07日
“幻の名陶”と呼ばれる古出石焼で一服を振る舞ったお茶席
古出石焼は出石地方で主に江戸中期から明治初期に作られ、大胆な造形や躍動感ある文様が特徴。希少なため他産地の陶器と混同されることがあり、“幻の名陶”と呼ばれている。
この日は同館で年に一度、裏千家流の点前を披露している兵庫県立大学茶道部の部員11人が浴衣姿で接待。茶碗だけでなく水指や菓子鉢も古出石焼で揃え、出石生まれの僧侶、沢庵宗彭(沢庵和尚)の掛け軸を飾った。
亭主を務めた4回生の和田小枝里さん(21)=尼崎市=は「貴重な焼き物に触れることは緊張しましたが、とても光栄に感じました」と喜んだ。白磁の茶碗で一服した加里屋の片山厚子さん(46)は「白地に青が涼しげで、焼き物のお話もしながら楽しい時間を過ごせました」と満足そうだった。
展示は6月29日(月)まで午前10時〜午後4時。鑑賞料500円。火曜休館。Tel56・9933。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年6月13日(2139号) 4面 (11,590,998byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
国重要無形民俗文化財「坂越の船祭」13日催行 獅子舞4保存会が熱い競演 [ 文化・歴史 ] 2019年10月08日山鹿素行のお話(10)素行先生の教えを全うした赤穂義士 [ 文化・歴史 ] 2019年10月05日繊細な色の重なり 和紙ちぎり絵展 [ 文化・歴史 ] 2019年10月02日「目指すは金賞」全日本吹奏楽コンクール [ 文化・歴史 ] 2019年10月01日獅子舞集う伝統文化祭 10月6日開催 ル・ポン国際音楽祭 会場変更で当日券販売 古布や古着リメイク 女性作家二人展 [ 文化・歴史 ] 2019年09月28日講座「渡来人の活躍と地域社会」 山鹿素行のお話(9)赤穂での著作と教育(その二) [ 文化・歴史 ] 2019年09月27日子どもたちが書道体験 「新しい発見を」樫本大進さん会見で抱負 樫本大進さんのCD一堂に 視聴も可 歴博「義士シアター」映像と設備一新 [ 文化・歴史 ] 2019年09月23日山鹿素行のお話(8)赤穂での著作と教育(その一) [ 文化・歴史 ] 2019年09月21日
コメントを書く