「エサいっぱいの海に−」スナメリの死に誓う
2008年09月08日
スナメリの死を通して多くの気付きを得た御崎小の子どもたち
6日朝、大塚海岸の沖合すぐに仕掛けた定置網に入っているのを漁師が発見。近年個体数が激減し、その姿をめったに見ることができないことから、「学習の一環になるのなら」と亡骸を冷凍保存して提供を申し出た。
お別れ会は、昨年「スナメリが住める豊かな海を取り戻そう」をテーマに学習した4年生とこれから学ぶ3年生を対象に行った。最初に知らせを聞いた当日朝はショックで涙ぐむ児童もあったが、スナメリの死についてクラス単位で話し合う時間を持ち、心を整理して参加した。
死んだスナメリは体長約1・3メートル、体重50キロほどで関係者によると、「人間で言うと中学生か高校生」。スナメリの生態に詳しい宮島水族館(広島県)の調査では、昭和45年に約5000頭いたのが平成11年では約700頭まで減少した。
軽トラックの荷台に乗せられたスナメリを悲しげに見つめた児童たち。「今度は生きたスナメリに会えるように海をきれいにする」(4年、木村聡君)、「エサがいっぱいの海にしてあげたい」(同、中野里咲さん)など、そっと心に誓った。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2008年9月13日(1812号) 4面 (8,968,464byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
義士祭奉賛学童書道展の作品募集 里山観察や実験楽しむ 親子で打楽器の魅力を楽しもう しあわせフェス9日開催 感性あふれる子どもたちの作品〜市立幼稚園展 園児といっしょに運動会 [ 子供 ] 2008年10月28日関電赤穂発電所が保育所に木琴寄贈 「のじぎくロード」にスイセンも植栽 一流の技でものづくりの喜びを伝承 [ 子供 ] 2008年10月23日仕事は大変だけどおもしろい MOA美術児童作品展 「小さな命」に思いやりを 車用ステッカー配布 城西小が創立25周年記念コンサート 難聴児童のために補聴器セットを寄贈 収穫の喜びと大変さを体験 [ 子供 ] 2008年10月14日
コメントを書く