繊細華麗な装飾の洋風陶磁器展
2016年05月20日
「オールドノリタケ展」に出品されているティーポット
オールドノリタケは明治末期から戦前にかけて欧米向けに製造された国産陶磁器ブランドの総称。日本の高い製造技術によって生み出された繊細かつ華麗な装飾が主にアメリカ、イギリスで人気を集め、第二次世界大戦が始まるまで活発に輸出された。
同館での展示は昨年に続き2度目。今回はティーカップとソーサーを中心に、赤穂出身のコレクターが主にアメリカで収集した約60組170点。神戸に会社があった「神陶」の製品約30点も展示している。白鳥を優美に描いたティーセット、日本画を彷彿させる花鳥画をあしらった壺などが並ぶ。
100年以上前に輸出された食器もあり、「1世紀の歳月を経て日本に里帰りした品々。海を越えて人々を魅了した丁重な技巧と筆づかいを味わって」と鑑賞を呼び掛けている。
鑑賞料300円。7月11日(月)まで午前10時〜午後4時。火曜休館。6月12日(日)午後2時からギャラリートークあり。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年5月21日(2185号) 3面 (11,631,899byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
西浜塩田の一級資料を市が受贈 [ 文化・歴史 ] 2018年05月19日詩とエッセイ「卆寿のひとりごと」 [ 文化・歴史 ] 2018年05月18日ナイフ一本 模様細工の美 [ 文化・歴史 ] 2018年05月12日赤穂美術協会展 18日から3日間 [ 文化・歴史 ] 2018年05月12日「赤穂の秋冬」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2018年05月11日川柳赤穂吟社 初の合同句集 [ 文化・歴史 ] 2018年05月04日勇壮豪華 民俗資料館で「五月人形展」 [ 文化・歴史 ] 2018年04月28日文字に魂 篆刻と書画の個展 [ 文化・歴史 ] 2018年04月27日7月に市民能「羽衣」 入場券の販売開始 花の美際立つ「押し花アート展」 [ 文化・歴史 ] 2018年04月25日市文化財の地獄絵を一般公開 高瀬舟船着場跡が観光スポットに [ 文化・歴史 ] 2018年04月19日姫路生まれの板画家 長谷川富三郎展 [ 文化・歴史 ] 2018年04月18日歴史コラム100本『赤穂史百話』 [ 文化・歴史 ] 2018年04月17日後継者育成へ赤穂緞通の研修工房 [ 文化・歴史 ] 2018年04月14日
コメントを書く