「お寺で朝食を」ユニークなパン教室
2016年06月04日
ユニークな「日本一早いあさのパン教室」
同寺では昭和60年に坐禅会「赤穂学林」が始まり、写経会や茶道会などを月例で行っている。パン料理教室は「お寺をもっと誰でも気軽に集まれる場にしたい」(片山住職)の思いから4月に新たに開設した。
加里屋中洲で「あこうぱん」を経営する鈴木誠さん(46)が片山住職に共感して講師を引き受けた。「登校前の子どもたちにも参加してほしい」と、あえて早朝の開催を選び、赤穂藩主・浅野家の菩提寺であることにちなんで「日本一早いあさのパン教室」とした。
先月31日にあった第2回には中学生を含む7人が参加した。本堂で10分ほどの坐禅を組んでから台所がある庫裏へ。この日のメニューは「牛すじと夏野菜のカレーパン」と「皮付きニンジンサンド」の2種類。
役割分担し、食パンの中をくり抜いてカレーパンの器を作ったり、ニンジンをピーラーでカットしたり。随所で鈴木さんがプロのコツを伝授する。片山住職はフライパンで牛すじ肉を炒め、永平寺で精進料理を学んだ腕前を見せた。
食事への感謝や反省、誓いなど5か条の「五観の偈」を唱和してから会食。本来は無言で食するのが作法だが、この教室は会話もOKで和気あいあいと朝食を楽しみ、6時半に終了した。
初回に続いて参加した加里屋の自営、春田千明さんは「坐禅で心が落ち着くし、料理の勉強にもなる。何よりパンがおいしいので、また参加したいです」。同寺は「お寺はお墓参りや法要のときだけ行くところ、というイメージを取り払いたい。気軽に参加してください」と呼び掛けている。
次回は6月28日(火)。参加費500円。申込みはTel42・3565(あこうぱん)。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年6月4日(2187号) 4面 (11,083,470byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「ここからドア」無料で貸し出し 「夢や希望の思い出残して」 [ 街ネタ ] 2024年12月20日花壇整備の公園で花に囲まれ歌う [ 街ネタ ] 2024年11月11日中浜町で今年もカボチャのハロウィン飾り [ 街ネタ ] 2024年10月19日夜空に長い尾「紫金山・アトラス彗星」坂越の前田邦稔さん撮影 [ 街ネタ ] 2024年10月15日黒崎町の市道路肩にスイカ [ 街ネタ ] 2024年10月15日この季節に珍しい桜の花咲く [ 街ネタ ] 2024年10月02日生活の中にある美術 89歳男性がアートギャラリー 城南緑地のコクチョウ死ぬ [ 街ネタ ] 2024年05月17日一本のハナミズキに赤と白の花 [ 街ネタ ] 2024年04月27日「見た目にだまされないで」創作パンで詐欺防止PR [ 街ネタ ] 2024年03月09日路傍の掲示板に善意の書 続けて30年 男性の思い 城南緑地の飼育施設 ウサギの数ついにゼロ [ 街ネタ ] 2023年12月17日電動カートの下敷きになった半身麻痺の女性助けた「地獄に仏」 [ 街ネタ ] 2023年12月13日赤穂駅南ロータリーにイルミ設置 義士祭前夜と当夜に点灯 [ 街ネタ ] 2023年12月08日高齢者クラブが野菜栽培 交流と生きがいに [ 街ネタ ] 2023年10月28日
コメントを書く