生徒の政治活動、届け出不要
2016年06月24日
生徒が学校外での政治活動に参加することについて、赤穂高校(大西正則校長)は届け出制を導入しない方針を決定し、このほど全校集会で生徒に説明した。
高校生の政治活動については、昭和40年代に学生運動の高まりが高校にも波及し、生徒が授業妨害や学校封鎖などを行う事案が発生したことから、文部省(現文部科学省)は「公共の福祉の観点から制約が認められる」などとして制限。選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が来月から施行されるのに伴い、同省は昨年10月、放課後や休日に学校外で行う政治活動については容認する考えを通知した。
届け出を義務付けるかどうかについて各教委の対応が分かれる中、兵庫県教委は今年3月、「生徒会、PTA、学校評議員らの意見も考慮しつつ、各学校の状況や実態に応じて校長が判断」するよう各校へ判断を委ねた。
大西校長は、これらの通知を踏まえ、同校生徒の政治活動への参加について、「保護者の監督の下、行うことができる」とし、届け出は不要とする判断を決めた。同校は「今後、授業の中で政治的活動に対する適切な生徒指導を行っていきたい」としている。
掲載紙面(PDF):
2016年6月25日(2190号) 1面 (11,001,520byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
高校生の政治活動については、昭和40年代に学生運動の高まりが高校にも波及し、生徒が授業妨害や学校封鎖などを行う事案が発生したことから、文部省(現文部科学省)は「公共の福祉の観点から制約が認められる」などとして制限。選挙権年齢を「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が来月から施行されるのに伴い、同省は昨年10月、放課後や休日に学校外で行う政治活動については容認する考えを通知した。
届け出を義務付けるかどうかについて各教委の対応が分かれる中、兵庫県教委は今年3月、「生徒会、PTA、学校評議員らの意見も考慮しつつ、各学校の状況や実態に応じて校長が判断」するよう各校へ判断を委ねた。
大西校長は、これらの通知を踏まえ、同校生徒の政治活動への参加について、「保護者の監督の下、行うことができる」とし、届け出は不要とする判断を決めた。同校は「今後、授業の中で政治的活動に対する適切な生徒指導を行っていきたい」としている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年6月25日(2190号) 1面 (11,001,520byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
「みんなに再会うれしい」学校園再開 駅南ロータリー迷惑駐輪の対策強化 [ 社会 ] 2020年05月31日商工業者中心に追加支援求める声【一部既報】 医師会へフェイスシールド寄贈 赤穂RC 危険空き家 略式代執行へ公告 赤穂市1例目 [ 社会 ] 2020年05月27日「水気持ちいい」体育館プール利用再開 「小規模事業者の救済を」ネットで署名運動 定額給付金 申請書発送へ書類封入 [ 社会 ] 2020年05月22日図書館や歴博など21日から再開 小・中学校 今年の夏休みは9日間 定額給付金 郵送申請受付は25日から [ 社会 ] 2020年05月19日除菌電解水給水器を市に寄贈 赤穂市 来春採用職員18人程度 コロナ窮地の事業者をクラウド支援 学校園は6月1日再開へ向け調整
コメントを書く