汲出桝跡など見学 旧赤穂上水ウオーク
2016年06月26日
各戸給水のなごりを示す汲出桝跡をのぞき込む参加者
元和2年(1616)に完成した旧赤穂上水道は約7キロ上流の千種川から引水。道の下に通した配水管から町屋一軒一軒に水を送る「各戸給水」で城下町を潤し、江戸神田、備後福山と並び日本三大水道の一つに数えられる。
歴史探訪ウオークは旧赤穂上水の完成400年記念事業の第1弾として赤穂市、赤穂観光協会などが主催した。加里屋のいきつぎ広場を発着点に、上水で池泉を満たした赤穂城本丸と二之丸庭園、お城通りに現存する町屋の汲出桝跡などを見学。参加者は市教委学芸員やボランティアガイドの解説に耳を傾けた。
自宅に汲出桝跡と思われる井戸が残っているという上仮屋南の司波多聞さん(67)は「赤穂のすばらしい歴史遺産を見つめ直す機会になりました」と話した。
ゴール後は加里屋まちづくり会館に会場を移して講演会があり、市教委の荒木幸治学芸員が旧赤穂上水の全体像や構造を古地図や絵図を示してわかりやすく説明。福山出身の能宗孝氏(全国商店街振興組合連合会まちづくり活性化アドバイザー)が「福山水道とまちづくり」と題し、「市民の手で旧上水道を活かした観光活性化を」と提言した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2016年7月2日(2191号) 3面 (14,341,589byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
文字に魂 篆刻と書画の個展 [ 文化・歴史 ] 2018年04月27日7月に市民能「羽衣」 入場券の販売開始 花の美際立つ「押し花アート展」 [ 文化・歴史 ] 2018年04月25日市文化財の地獄絵を一般公開 高瀬舟船着場跡が観光スポットに [ 文化・歴史 ] 2018年04月19日姫路生まれの板画家 長谷川富三郎展 [ 文化・歴史 ] 2018年04月18日歴史コラム100本『赤穂史百話』 [ 文化・歴史 ] 2018年04月17日後継者育成へ赤穂緞通の研修工房 [ 文化・歴史 ] 2018年04月14日市児童合唱団の歌声がCDに 日本書芸院の審査会で最高の「史邑賞」 [ 文化・歴史 ] 2018年04月10日赤穂書道会展 13日から図書館で [ 文化・歴史 ] 2018年04月07日「女・女・女展」30回記念展 31日まで [ 文化・歴史 ] 2018年03月29日随想100本 米寿の健筆に脱帽 [ 文化・歴史 ] 2018年03月27日還暦バンド 晴れのステージで熱唱 [ 文化・歴史 ] 2018年03月26日30回目の「女・女・女」展 29日から [ 文化・歴史 ] 2018年03月24日
コメント
多少誇張しても、そんなイメージを膨らませる良いネタに育つといいですね〜。
キャッチコピーを公募して下さい。
0 0
投稿:夕べの市民 2016年06月26日コメントを書く